本を読む時間は短いほうがいいの?速読主義は読書離れの一つの原因!
どうも、焦げまんじゅうです。
本のないように興味を持って、最適な環境、自分に合ったスタイルで読書行うのは長続きの必須条件です。
で、今回は、その環境づくりを邪魔する(と私は思っている)考え方を一つ曝し上げてやろうと思っています。
それすなわち、
速 読 主 義
ええ、勝手に名付けた思想ですよ。実際はそんな名前しません。が、あくまでここは、そう命名します。
言ってしまえば、「ハイペースでさっさと本を呼んだほうがいい」という考え方ですね。
今回はこの考え方について、焦げまんじゅうなりにいろいろ考えていこうと思います!
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そもそも、速読ってなんで必要なん?
速読術を身に着けたい方に質問。あなたはなぜ、速読にあこがれるのですか?
時間がないから? 速読できると格好いいから?
まあ、確かに。時間がないと、何事も手短に済ませたくなりますよね。それに、速読にあこがれる気持ちもわかります。なんか、できたらインテリっぽくてすごいですし。
では、質問を変えましょう。あなたは何故、読書をするのですか?
まあ、これも格好いいとかインテリっぽいとか、成功者の人やあこがれの人、友人が読書してるから何となくという理由もあるでしょう。
ただ、考えていただきたいのは、読書をすることで何が得られるか。また、速読することで何を獲得できるかです。
まあ本を買ったりやみくもな速読をして、「自分は偉い」という自己満足や「あこがれのあの人に近づけた」という自己陶酔といった、表面上の充足感だけを得たいならそれでもいいんですがね。
ただ、やはりお金を払って買ったり、あるいはわざわざ労力を使って図書館から借りたりした以上は、得られるものがあってほしいというのが私の正直な考え。
身のない読書など
しても意味はぬわぁい!!
楽しいのならそれでも十分アリなんですが……表面の格好だけで終了して何も得られないのは、趣味と言えども寂しいものです。
真似してみたい気持ちも大いに理解はできますが…………やはり始める前くらい、速読なんて危険な宗教(!?)なんぞ無視して、まずは楽しく本の内容を身に着けてほしいと私は思ってます。
素人の速読は事故のもと!
さて、では読者素人の速読術。これを実践した場合の危険を…………
ちょっと堅苦しいですが仕事で例えてみましょう。
スピード命、何でもかんでも丁寧などどうでもいい、テキパキこなすことをモットーにしている新入社員のAさん。
Aは先輩社員の人たちの職務完了時間を参考に、任された仕事には必ず制限時間を設けて、それを目指して作業していた。。
制限時間は、主に一番仕事が早い先輩の平均完了時間を設定。それよりも遅く仕上げるのを悪とし、とにかく早さを追求していた。
結果、いつも仕事は先輩社員と同程度の時間で終わらせており、そのスピードは他の新入社員と比べて段違いだった。
…………とまあ、素人の速読は、この新入社員Aさんの勤務態度やモットーのようなもの。
なんとなーく結果がわかる方も多いでしょうが……Aさんの仕事の方法、かなーり危ういですよね?
新入社員。つまり、仕事に関しても教えられて間もない、まだまだ不慣れな物ばかりです。それを、テキパキこなすという一点に集中するあまり、仕事の早いエリート社員の作業時間内に終わらせようという無謀な計画を立てています。
こうなれば、結果は火を見るより明らか。
仕事の内容はミスと抜けばかり。中には時間ばかりを気にしてとんでもなく雑な部分も出てくるでしょう。しかもろくに仕事も覚えられず、今後も同じミスをすることも想像に難くありません。
結果としてミスや抜けの修正や仕事内容の覚えなおしなどにも時間を取られ、最終的に丁寧に仕事を覚えていくより時間がかかる可能性も非常に高い。
文字に慣れていない人の速読だってこれと同じことです。ブログのように重要な部分を強調してくれているならまだしも、そんな本滅多にないですね。
一字一句食い入るように見るのも何か違うでしょうが、あまりにスピードを重視しすぎるのもそれはそれで問題です。
読書をする上で必ず何かを身に着けたいと思うなら、まずは内容を頭に入れることが大前提! 速読した結果頭から内容が零れ落ちるなら、それは本末転倒というものです。
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早さは後から身についてくる!
最終的に行きつく先は、つまるところこれですね。
さっきの仕事の話でもそうですが、結局やれば後から力はついてきます。速読なんてのは、ある程度こなれた時に始めるものなのです。
仮に速読テクニックをさも簡単そうに書き連ねる人がいれば、その人は活字に慣れ親しんで素人の心を忘れた読書家です。
「素人でも簡単に!」とか銘打って、さも誰でも明日からできるような言い草は、何かを売りつけるためのセールストークです。
というか焦げまんじゅうも速読スキルはほとんどない!
読書家(笑)である
まずは、気になった本を、じっくりと!
一字一句なんて気の遠くなることは言いません。そして、速読なんてクソだから覚えるなとも言いません。
ただ、まずは好きな本をじっくりと何日かかけて読み、その内容を頭に入れて、読書の世界を楽しむところから始めてみませんか?
一冊に掛ける読書時間なんて、いろいろ読んでるうちに短くなります。速読スキルを身に着けるにしても、まずはその後です。
学問に王道がないのと同じで、読書にも素人が簡単に使えるテクニックなんてないというのが私の答え。
ならば、まずはビジネス書を素早く読むとか面倒な事は考えず、気になった小説やライトな本から、ゆっくり読んで読書スキルを身に着けていくのが一番というのが、焦げまんじゅうの答えです。