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孫子兵法

 

 

 

兵法書の王道と言えば、間違いなく「孫子兵法」でしょう。

 

 

三国志の曹操をはじめいろんな人たちの注釈を経て、今なお日本国内でも著名な兵法書として名前が挙げられています。

 

 

日本にも割と古くから伝来し、現代でもビジネス書として有名な孫子。

 

 

ここでは、そんな有名兵法書について少し学んでみましょう!

 

 

 

 

孫子の教え、まとめてみました

 

序編:孫子とは何ぞや?

 

孫子の教え:第一 『計篇』 

 

孫子の教え:第二 『作戦篇』

 

孫子の教え:第三 『謀攻篇』

 

孫子の教え:第四 『形篇』

 

孫子の教え:第五 『勢篇』 

 

孫子の教え:第六 『虚実篇』

 

孫子の教え:第七 『軍争篇』

 

孫子の教え:第八 『九変篇』

 

孫子の教え:第九 『行軍篇』

 

孫子の教え:第十 『地形篇』

 

孫子の教え:第十一 『九地篇』

 

孫子の教え:第十二 『火攻篇』

 

孫子の教え:第十三 『用間篇』

 

 

※あくまで解説というか、書かれていることの教えの自己解釈、まとめです。まともな漢文、書き下し文は……文庫本をどうぞすまんさすがにやったら疲れて死ぬ

 

 

ちょこっとコラム

 

孫子:風林火山の意味と現代への活用法!

 

孫子の兵法の本質は、あくまで戦争の攻略本ですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

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孫子兵法記事一覧

今回私が読んだ本はコチラ!孫子の兵法守屋 洋 著AMAZON楽天市場三笠書房初、守屋洋という方が編纂された、「孫子の兵法」です!この手の兵法書は読みにくいのが基本なのですが……この本はどちらかというと兵法書初心者向け。兵法書を触ったことのない方、あるいは中国古書独特の質疑応答方式が苦手な方なんかにおすすめの、わかりやすさに重点を置いた一冊です。孫子兵法と言えば、もう知る人ぞ知る、超有名な兵法書です...

孫子兵法第二弾!今回読んだのはコチラです。新訂 孫子金谷 治 著AMAZON楽天市場今回は、前回のような余計な政治思想様々な例や注釈を排除した、かなりシンプルなタイプの孫子注釈書ですね。注釈したのは、『金谷治』氏。やはり前回の守屋氏と同じく、中国哲学や古文書なんかの解説、解析を行っていた方ですね。孫子兵法と言えば、昨今では様々な人が手軽に読めるよう、いろんな注釈や実用例、果ては個人の思想など様々な...

さて、孫子兵法も全篇、私なりにわかりやすくまとめてみた所で……孫子兵法の記事もこれで最後の最後、おそらく数ある孫子解説本の中でもとっておきの、ビギナー向けの中でも私が知る限り最高クラスの本についての感想文を以って飾ろうと思います。これだ!孫子・三十六計湯浅 邦弘 編纂AMAZON楽天市場まず初めに断っておきますと、こちらは始めのコンセプト段階から「ビギナー向け」の一冊になってます。そのため難解な表...

孫子兵法は、紀元前500年前後の中国の兵法家:孫武(ソンブ)が自らの軍事思想を書物に書き記したものだと伝わっています。当時は春秋時代といって、中国でも長い戦乱の世の中を迎えていましたが……その当時の戦争論と言えば、「天を味方につければ勝てる」という程度のものだったとか。そんな運任せな戦争論を、孫武は自らの見てきた戦場、戦った体験などを活かし、根底から覆したのが、この『孫子兵法』というわけですね。古...

では孫子の教え13篇のうち、まず第一に書かれている部分、『計篇』についてのお話をしていきましょう。孫子兵法では、「ろくに勝算がないのに戦うのはよろしくない」としています。「戦争前にきちんと戦争観を固め、敵味方の情勢を見極めたうえで勝ち目があるかを探るべし」というのを強調しているわけですね。この計篇では、主に・戦争とは何か・自他見極めのポイントの2つに要点を絞って、開戦を決める前の事柄について述べて...

それでは、孫子の教え13篇のうち第二に書かれている、作戦篇。「作戦というからには、いよいよ戦いの実践的な教えかなー」と思うかもしれませんが……実はこれは「戦争を作る」、つまり、戦争のための下準備、つまり軍備やコスト面の話なのです。全体を要約すると、「戦争には莫大なコストがかかる。だから戦えばいいというものでもないし、戦う以上は長続きしないようにしなければならない」といった旨を説いてますね。スポンサ...

今回は十三ある孫子の教えの第三段・謀攻篇です。敵味方の力量を図って、しっかりと必要な物を調べて準備……そこまで勝算を上げたら、もういよいよ敵を攻撃しに行きたくなりますよね。が、孫子の教えでは「まだ不十分」としています。ならばどうするのか?敵に工作を仕掛け、勝ちの目をさらに大きくするのです。というわけで、謀攻篇では、戦争前の外交、謀略といった更なる準備行動の大事さを説いています。スポンサーリンク百戦...

前準備の必要性を説く孫子も、いよいよここから戦争実践編。正直、戦争用の教えから我々が直接得られるものも限られてきますが……言ってる内容を現代風にアレンジし、きちんと頭に組み込んでいけば、役に立つことも多くありますよ!というわけで、今回は第四回、形篇。戦争には、明確な「形」……つまり、勝てる形勢をしっかり整え、明確に勝ち筋を立てなければなかなか勝てません。明確に弱点をつけなければ敵陣は崩れませんし、...

まず形を整え、その後は勢いに乗って戦うのが最良。戦争は個人能力によって無双するようなものではありません。全員で一丸となって戦うものです。だからみんなで力を合わせるために、そうなるよう仕向ける空気が必要になるわけですね。今回は、そんな集団で織りなす「勢い」のエネルギーを説く『勢篇』です。スポンサーリンク衆を治むること寡を治むるが如くなるは、分数是なり少数精鋭での動きならともかく、万単位の大部隊の指揮...

敵味方の戦力や立地をしっかり把握し、勝てるように準備し、そして勝てる瞬間に勢いに乗って戦う。これだけでも、有利な戦争になら勝つのは不可能ではないでしょう。しかし、戦争は相手と交渉し、利益を勝ち取るための最終手段。勝つだけでなく、犠牲を最小限に抑えることが第一に求められます。虚実篇では、そんな犠牲少なく勝つため、楽に成果を上げるための方法の一つ。「こちらが一方的に敵の弱点を突く方法」について言及して...

さて、孫子の兵法13の教えも、ここでいよいよ折り返し地点です。今回は軍争篇。孫子においては、戦いは「機先を制し、その上で勢いのままに敵を追い散らす」という王道の必勝パターンを説いています。今回はその中で、「機先を制するための留意点」を、主にこの軍争篇で述べています。スポンサーリンク迂直の計孫子の言う「軍争」とは、つまるところ「機先を制するための戦い」を説いています。例えば、これまでの六篇にも述べら...

というわけで、長いのでちょっと分けて……軍争篇も後編ですね。今回は、勢篇でも語られていた勢いの力。そのおさらいと応用編、実戦編についてです。華々しい活躍は、だいたい勢いから生じていた……?スポンサーリンク衆を用うる法さて、この軍争篇。実は「機先を制す」他にもう一つ、大事なことを書いています。それは、兵士のモチベーション、気力のこと。孫子よりも前に書かれた兵法書には「口頭の命令は、何千何万がひしめく...

孫子兵法の教えもいよいよ後半。今回は、九変篇!戦場の空気は、常に激変します。その空気を読み取り、的確な策と動きで相手を完封するのが、戦争における必勝の秘訣です。しかし同時に、どれほど変化し、タブーが正道に入れ替わったとしても、絶対にやってはいけない「ダメなパターン」も存在します。この九変篇は、変化への対応の大事さと共に、普遍の失敗パターンにも言及している部分ですね。スポンサーリンク戦争の九つの原則...

今回は、第9の教えである「行軍篇」です。行軍、つまり、軍を進める上での留意点、そして敵情視察のポイントなどですね。ここからの教えは、地勢やスパイを使った戦い方、そして放火の心得みたいな感じなので、ビジネス書への応用は頭を働かせないとなかなか厳しくなりますが……ともあれ、まったく為にならないわけではありません。古書に思いを馳せて楽しむもよし、現代社会への応用を試みるもよし……己の感じるままに楽しんで...

またまた長くなったので、こちらも2つに分けていきたいと思います。行軍篇の後半は、敵情から察する状況や心情、そして最後には賞罰について言及したものになっています。敵情に関しては割とそのまま行くので冗長かもしれませんが……まあ、「現在の相手の立場や態度にはそれぞれ思いや理由がある」という一例として見ていただければと……スポンサーリンク敵近くして静かなる者は、その険を恃むなりさて、ここからは、敵軍の様子...

孫子兵法の解説も、早いものでもう第10回。今回は主に地の利と戦いの道理を説いた「地形篇」です。昨今の人生攻略法に地形なんてあまり役に立つものではありませんが……「あるものをしっかり上手に有効利用する」「競争相手に有利な道具を持たせない」この2点においては、案外役に立つ部分も多いです。また、最後のほうには兵士との信頼関係、意識伝達についても述べています。この辺も、使おうとすれば大いに使えるのではない...

前回の地形篇は、主にその土地の地形をベースに戦い方が記されていました。そして今回は、九地篇。こちらでは地勢……土地柄や地域の状況などをベースにして、どう戦えばいいかが語られています。今回も前後編で分けておりますが……まずは九地篇の前編。土地柄や形勢についての教えからどうぞ。スポンサーリンク用兵の法用兵……つまり軍隊を運用する上での法則というのは、土地柄や地勢に合わせた戦い方にあります。そのため、ま...

今回は孫子の兵法、第十一の「九地篇」、後半です。前回は九地とは何かという点と、戦争上手ならば攻守それぞれでどう戦うかについて述べられていました。今回は、この九地を活かした戦い方、特に侵攻戦での戦い方について、いろいろと書かれている部分をまとめていこうと思います。現代社会に攻めの戦の方法を活用するのもなかなか難しいところではありますが……ある種の重大局面、絶対に落とせないここぞという場面においては、...

火は、人の恐怖心を誘います。そのため、古来の戦争では火攻めによって敵の勢いを挫いて勝利を決めた例も少なくありません。というわけで、今回は火攻めを用いる際の有効な戦い方についての紹介ですね。当然、火攻め以外の戦争理論に関しても少し言及しているところもありますので、ぜひご一読を。スポンサーリンク凡そ火攻に五あり孫子は、敵味方が行う火攻めのパターンを5つに分けて解説しています。それぞれ、1.兵士を直接焼...

現代では産業スパイの類は禁止されていますが、それでも「法律など知った事か」とばかりにスパイを送り込んだり、役員らを買収したりする企業がたまに問題になっています。どうしてそんなことをするのか?これの答えは、ズバリ「情報は戦を制する」。これに尽きるわけです。現代でこそ厳格に禁止されているスパイですが……昔の戦争下での主な情報源は、スパイによってもたらされるものが主だったのです。というわけで、孫子兵法最...

疾如風 徐如林 侵掠如火 不動如山其の疾きこと風の如く、静かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し。とまあ、孫子の中で特に日本で非常に知名度の高い一文が、風林火山というものです。これは戦国時代後期の甲斐の英雄・武田信玄が旗印にまでしたことで、昨今でも良く知られていますね。実はこの言葉は孫子の軍争篇にある言葉で、、孫子兵法に感銘を受けた武田信玄が使っていた言葉ですね。実はこの言...

最近、Google検索で孫子と入力すると出てくる検索候補、「孫子 本質」。ぶっちゃけ、もうどうしようもないくらいぶっちゃけたことを言うと、孫子というのは兵法書。言うなれば、人をブチ殺してブチ滅ぼすためにやる戦争の攻略本というのが孫子の本質。残念ながら、話題が「どうすれば戦争に勝てるか」にすべて集約されますからね。そこに文学的な価値もないですし、当然ながら倫理も美学もありません。どれほど汚かろうが何...

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