兵法の王道と言えば孫子兵法……もそうですが、実は孫子と並ぶ高い評価を受けた兵法書がまだまだあるのです。
その数ある兵法の名著の中でも、特に孫子と並び称されることが多いのが、今回からまとめていく「呉子」。
呉子兵法は、紀元前中国における戦国時代の初期、楚(ソ)という国に仕えた宰相である呉起(ゴキ)が口にしていた兵法の真髄を文章として残した物だ言われています。
著者は本人とも血縁者とも弟子とも言われていますが……どうにもこの辺りははっきりしていません。
正直、孫子と比べてかなーりマイナーな上、あちらよりもより戦争にクローズアップされているため活用できる範囲は広くはありませんが……それでもやはり名著。現代に転用できる部分は少なくはありません。
もしも兵法書を試しに読むのでしたら、こちらもセットで読まれるのも悪くない……かも。