INTJとストレス:限界を超えると燃え尽きる
INTJは、常識にとらわれず本質を見抜く、言ってしまえばゴリゴリの直感タイプ。他人から見たらエスパーとも奇人とも映りますが、一様に正当な評価を為されることが少ないタイプでもあります。
協調とか無関心な割に他人を意外と見ているタイプであり、特に気に入った人から嫌われたり煙たがられると次第にストレスを溜め込んでいきます。
そして、そんな不遇な状況にいよいよ我慢できなくなると……INTJは疲れ果て、燃え尽きてしまう事もあるのです。
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INTJの嫌いな物:ガチ保守、官僚主義、根性論
INTJがイライラする環境・物・人
・根性論や付き合いが物をいう体育会系
・過去の栄光に縋り付く人、環境
・官僚主義的で、段取りや行動にいちいち無駄が多い
・根回しや社内政治
・先の事をどうでもいいと断言されること
・独自裁量が認められず、合議や周囲との協調で進んでいく環境
INTJは、基本的には個人プレイヤーです。他人との協調性で力を発揮するタイプでもなく、その場の実務能力や器用さで他を圧倒するタイプでもなく……自分で勝手に計画し、勝手に動くというのがどこまでも板についています。
当然、協調性に関しては全タイプ中でも低いと言え、特に日本人が好む「自分をとがらせず、みんなで同じことをして同じ人間として生きる」だとか、「コミュニケーションの場ではうまく周囲に迎合し、上の人間を口上手に立てる」だとか、こういう能力に関しては、正直なところ欠落していますね。
反面、大局観や本質を見抜く目といった、普通の人にはなかなかピンとこない能力に関してはピカ一。
言ってしまえば、普通の人にできないことができて、普通の人にできることができないタイプの筆頭格。そんな性格と当人の内向性も相まって、誰かと協力するよりもある程度自分の好きにできる場所のほうが、力を発揮しやすい環境と言えるでしょう。
そんなINTJがストレスを感じる環境は、その逆。自分の裁量でなくガチガチのマニュアルに従う事を要求されたり、持論を真っ向から相応の理由も根拠もなく否定されたり、あるいは筋が通らない人物やその場の都合でしかないルールに属したりすると、案外容易に爆発することも。
また、ひとりで静かに計画を立てたり必要な物を計算するのが命綱でもあるため、そういった作業を妨害してくるイレギュラーや騒がしさも苦手です。
特に仕事なんかではストレスを溜め込みやすいタイプなので、注意が必要かもしれませんね。
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限界を超えると燃え尽きる
さて、そんなINTJの劣等機能はSe。ストレスを感じすぎると劣等機能が表出すると言われており、INTJに関しても、限界を超えたら表出化するのは、このSeとなります。
Se・外向的感覚は、五感をフル稼働させて、目先のさまざまなものからいろんな情報を得る機能。つまり、経験値を次々と稼ぐための攻めの機能であり、健全に動かすk外ができれば、今この瞬間を楽しんだり、トライ&エラーを効率的に行ったりする力になります。
……が、INTJが不健全な時に働くSeは、周囲の粗が見えたりいら立ちを覚えたり、あるいは本来見えるはずの本質がまるで見えていない状態になったりといった、言ってしまえば非常に面倒くさい形で表に出ます。
普段は必要以上に文句を言ったり理由もなく酷評したりをするタイプではありませんが、ストレスが臨界点を超えると、INTJは全体的に怒りっぽくなることが多いようです。
例えば本当にどうでもいい細かいところに対しても言葉を荒げて指摘したり、妙に敵対的な行動を取って周囲を無駄に敵視したり……一言で言えば、かなり“嫌な奴”になってしまうわけですね。
また、目先の欲望に歯止めが利かなくなって、食べ過ぎ、飲み過ぎ、衝動買いといった、快楽のために後先考えずに行動することも……。
当然ながら、本来持ち合わせている創造性や洞察力といったものはとても発揮できるはずがなく、傍から見れば自分に甘く他人に厳しいダメ人間という印象にすらつながるかもしれません。
そして、そんな不健全な状態が続けば、いずれエネルギーも枯渇していきます。こうなると、INTJは燃え尽きたかのように熱意を無くし、現実感も生きている実感も感じられず、まるで自分が赤の他人であるかのように感じられるようになるのです。
Niが主機能のタイプはストレスによる転落も非常に大きく、社会からの理解も得られない説明不可能な長所を強く発揮するタイプです。復帰するまでには相応の時間がかかってしまいますので、ここまで落ち込むと、しばらくひとりになって、無理をしないことが何より重要となるでしょう。
とはいえ……まあ、あれですね。INTJの中には、どちらかというと最初から最後までひとりなんてのにあこがれる人はかなり多いほうなのかもしれませんね。実際にひとりで生きようといろいろ考えるも、なかなかうまくいかない……そんな人も少なくないのではないでしょうか。
現実はなかなか世知辛いもので、独自の道を進もうという者に対しては厳しかったりするのです。
そこで、ひとりで生きる手段のひとつとして……副業から何かを始めて、軌道に乗るまで本業と兼業してみる、という道もあります。
いまやすっかり一般化した在宅ワークのものになりますが……在宅ワーク講座なるものもありまして、もしかしたら何かの助けになるかもしれません。
当然、在宅ワークでなく二転三転した先に好機が転がっていることもありますが……まあ、資料請求ならば無料でできますので、そんなものもあるとだけ覚えておいていただければ幸いです。