ENTPとストレス:限界を迎えると孤立する

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ENTPとストレス:限界を迎えると孤立する

 

 

ENTPは、もともとは明るくてなかなかに接しやすいタイプ。裏にシニカルでシビアな一面を持ってはいますが、通常、それらが表出化することはありません。

 

……が、ENTPがストレスを強く感じ、疲れ切った時は話が別。本来ならば決して見せる事がない裏の顔が姿をあらわし、下手をすると引きこもりがちにもなるのです。

 

 

 

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ENTPが嫌いな物:ガチ保守、非効率、非活発

 

 

 

ENTPがイライラする環境・物・人

 

・保守的過ぎて、アイデアは基本拒否する職場

 

・その場で即刻決めて、それを絶対にやり通さなければならない状況

 

・特に理由のない無能扱い

 

・学んだり得た能力を使う機会が全くない環境

 

・創造性のかけらもない、全部がマニュアル通りの仕事、環境

 

・活発さがなく、常にじっとして単純作業に打ち込むような仕事

 

 

 

ENTPの最も頼りになる武器は、想像力を活かしていろいろな事を思い浮かぶ知性と、臨機応変な行動力と柔軟性。逆にこれらが封じられる、「規則が多くマニュアル通りでなければならない、その上ルーチンワークばかり」といった仕事との相性はかなり悪いと言えます。

 

ENTPは仕事に対しては特にストレスを溜め込みやすいとも言われており、特に上司の無能加減や学んだことを使えない状況には、非常に強い不満を示す傾向があります。

 

 

独自の美学や自身の哲学を表現することを好む傾向があり、特に目に見える形の成果が残るであろう分野では、好んでリーダーシップをとる事も少なくありません。

 

反面、同でもよさそうな事や優先順位の低い事を強く要求されたり、性格さや几帳面さばかりを要求されて自慢の頭の回転やフットワークが使い物にならなくなった場合には、爆発しやすいです。

 

 

NT全般が、自分の能力を活かせない環境では参ってしまう傾向にありますが、ENTPは特にそれが強く出やすいですね。

 

特に得意分野も自分の価値観も否定され、全然得意でも何でもないことばかりを求められる場合……もはやその環境に身を置いた時点で、当人たちの感情の爆発は秒読み段階に入っていると言ってもよいでしょう。

 

 

 

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ストレスによって真逆の人格になり、引きこもる

 

 

 

ENTPは上記のように「自分の能力がロクに発揮できない、誰も評価しない環境」というものが天敵で、また、相性の悪い「想像力や余計な解釈を入れず、ただ事実をそのまま淡々と記していく」ようなことも苦手としています。

 

特に後者のような正確さと詳細な事実だけを求められる場面は、普段意識しない劣等Siの領分。お世辞にも完璧にこなせるようなものではなく、そのぶんストレスも溜まりやすいです。

 

 

そのような環境に身を置いて精神をゴリゴリ削っていくと……ENTPはふだん使わないSiが表出、今までは見えていた物事の裏側や今後の可能性を意固地なまでに見なくなり、ちょっとした間違いにも過敏になります。

 

また、いつもの明るさと社交性も喪失。落ち込んで引きこもってを繰り返し、孤独でひとりぼっちになったような感覚を強く感じるようになるのです。

 

 

「誰も私を気にも留めてくれない」「評価してくれる人はどこにもいない」といった気持ちが芽生え、まったくやる気が出なくなり、時には自暴自棄にも陥るようになります。

 

その最たる例が、虚無主義でしょうか。ケアも得られず状態が酷くなると、「何をしても無駄」「全部意味がない」と口癖のように呟き、他人の揚げ足を取るばかりで行動することがなくなるかもしれません。

 

 

普段は明るくサービス精神にあふれ、頭の良さがさりげなく見え隠れするENTPですが、やはり彼らも、過度なストレスによりバランスを失うと、このように普段は見えないマイナス面が目に付くようになるわけですね。

 

どのタイプにも言えることですが……ストレスを感じない環境を作るよう心掛ける、あるいは周囲がその兆候に気付くことが、何より重要なのです。


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