「本は読むべきだ！」　この価値観が読書をつまらなくする！

どうも、焦げまんじゅうです。

ネットでキーワードを調べてみると、けっこうな頻度で出てくるのが、「本　読むべき」というワード。

私は読書を推進していきたいという立場の人間ですが……その前に、まずは読書に対する心構えについて物申す。

というかそもそも「読むべき」って何やねん。

というわけで、近年式の読書感に対するネガティブキャンペーン、開催します。

義務感で読んでも長続きするわけがない

まず初めに、１読書好きとして、本を読む「べき」という言い回しが引っかかる。というか正直気に食わない。

どこの自称成功者だか偉い人だかに示唆されたのかは知りませんが……

読む読まない以前。そもそも前提条件として、「～すべき」なんて義務感で始めた趣味が本当に継続するものなんでしょうか？

あなたも一度は経験あるんじゃないでしょうか？　なんかブームになってるから引っ付いてみたり、はたまた友人間で流行ってるからかじってみたり。

そんな経験ある方に質問です。

周りに流されて始めた、大して興味もない趣味。結局ハマって結構な知識量、技術が身に付いたものはいくつありますか？

多くの方は片手で数えるほど、ひどいと皆無なのではないでしょうか？

仮にほとんどの物をとことん追求できたという人がいるなら、その人は素晴らしいですね。徹底してストイックな人なのか、あるいは何にでも興味を持って実行できる並外れた行動力の持ち主です。

でもね、ほとんどの人が「そんなことできない」ですよね？　~~お願い「できない」と言って。~~

これは読書にも言えること。

理由は他の記事にも書いてますが、特に現代は読書嫌い、活字嫌いが増えています。言ってしまえば、本を読むのも苦痛な感じの人たちですね。

そんな人たちが、突然成功者に「読め」と言われて手渡された兵法書や心理学の教材。興味もないのに最後まで読みますか？

断言しましょう。私なら無理です。本を大量に確保してる今の私でも、しっくりこない本を渡されても読破できないでしょう。

読書というのは、それだけ義務感だけで始めるのは難しい事なのです。

というかやる以上もっと楽しめよ！

で、私の着地点は過去の記事でも言いまくってるこれ。

要するに、

「読むべき本になぞ惑わされず、まずは好きな本や気になった本を読め！」

こういう事です。

どうしても「そんなものない！」というなら、ドラマやアニメの原作になった本とかでも構いません。

いきなり道徳や倫理なんてのに手を付けても、そこに興味がないならダメですね。よほど自分に厳しく接して、とことんまで律していかないと、とても読めたものではありません。

まずは読みやすい本、手ごろな本を、自分のペースで呼んでいきましょう。

正直言いますけどね、

本を読むの、遅くてもいいじゃない。楽しめればいいじゃない。

逆に聞きますけど、

小難しい本を無理して速読して、何が偉いんですか？(´・ω・｀)

内容が入ってこなければ、それこそ底の抜けた鍋に蛇口全開で捻って水を入れているのと同じことです。

そもそも読書は楽しむための趣味。間違っても、血ヘド吐いて頑張るべき義務ではありません。だったら、まずは自分の気になったものを、自分なりの方法でやっていくのが、楽しむための一番の方法ではありませんか？

継続は力なり。苦痛を乗り越えてこそ価値がある……などといいますが、そんなもの個人的に必要ないと思うのです。

継続できそうなほど意義のあるものを継続してやり、本当に苦痛を乗り越えるだけの価値があるものを徹底的に追及する。これが、本来あるべき姿なのではないでしょうか。

苦痛だけを抽出して、それだけを好んで摂取するのが努力というなら、人生楽しんでる人なんて、ほとんどが努力してませんよ。

義務とか偉くなるためとか、それで押しつぶされるくらいなら、身構えちゃダメです。

趣味での読書は、好きな本を読み、気になった本を手に取り、そうやって楽しむためのものです。

苦痛で仕方のない、昨今の「義務」ともいうべき読書法。まずはそこから脱却してみませんか？

好きな本読んで、ハマれば別の本にも手を付けて、ゆっくりまったり幅を広げていく。そういう楽しみ方をしてもいいではありませんか。

義務感で小難しい本なんぞ手に取るよりは、まずは自分なりに楽しめる読書法を確立しよう。今回はそんなお話でした。