エニアグラムタイプ6 「大安定の忠実な従者」

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エニアグラムタイプ6の特徴「忠実な従者」

 

 

 

エニアグラムのタイプ6はもっとも数が多く、特に日本人はその6割強が属するといわれるタイプです。

 

何事においても、根底にあるのは「信頼おける人、物事に対する忠誠」といった物。自分を守り、安定に導いてくれる人に忠節を尽くす。完全に個人よりも集団で生きるというタイプですね。

 

 

安定志向で揺るがない基盤を好み、冒険を良しとせず常識やセオリー、集団の取り決めについて行く……そんな、組織の中に一人は欲しいと言えるタイプですね。

 

 

 

多数派、穏健、そして経験に基づいて上手く行ったという確信のある道を選ぶ。とにかく、慎重な人がこのタイプに当てはまることが多いです。

 

 

 

 

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根底は安心と自立

 

 

 

俗にいう公務員志向というか……とにかく危険がなく、安心して進める確実性や信頼性を求めるのは、タイプ6の一番の特徴。

 

 

このタイプの人からすると、世の中は魑魅魍魎が跋扈する危険地帯。だから守ってくれる強い人がいれば超安心で、その人に服従を誓う事で世の中の脅威から守ってもらおうとする……と。

 

とにかく世の中は恐ろしい場所で、弱くて小さな自分一人で生きられない。だからみんなと力を合わせて生きよう!これがこのタイプの根幹であり、そのために協調性に優れた人物が多いのが特徴です。

 

そのため、安心できる方について行くという道を選ぶケースが圧倒的多数。例えば、多数派の意見、権力者、確実な方法といった具合に、安全策を第一に考えて行動、生活するわけですね。

 

 

とにかく真面目で集団の決まりに忠実、真面目で責任感が強く、そのくせ堅苦しさの少ない気さくな人物も多いというのが特徴ですね。

 

 

 

一方、安心できない人や行動は極端に嫌う事が多く、特に冒険家な性格の人とは対立を深めたり、どう考えても安全性に欠ける物や行動に対しては拒否反応を示します。

 

また、個人主義的だったり一人で強く生きようとする人には、社会の危険性を説いて無理矢理にでも集団で生きさせようとしたり、異様に見下したり敵視する光景もしばしば見られます。

 

 

 

ま、要するにだ。

 

「この恐ろしく化け物があちこちを出歩く世界で安全を確保したい!」というのがこのタイプの根底なわけだな。

 

 

だから慎重で、安全な居場所を脅かす奴は大嫌いで、そういう連中を誰よりも恐れる。それが攻撃性につながるって寸法だ


 

 

 

 

「守る」に特化した保守スタイル

 

 

 

 

タイプ6は「忠実な人」という言い方をすることも多く、実際信じた物事や理念に対して非常に忠実です。

 

信念、友人、家族、仕事、名声。とにかくあらゆるものを失うことなく維持し続ける事を至上とし、そのために逃げ回ることもあれば、頑として果敢に戦うこともあります。

 

 

 

さて、この「果敢に戦う」という部分が、このタイプの面白いところ。

 

 

というのも、このタイプにとっての安心は、権力があるかどうかや強い弱いだけではないのです。一番肝心なのは、敵か味方か

 

つまり、このタイプの人たちの忠誠は信用おける味方に対して向けられるものであり、権威も名声も上下関係も、すべて数ある「信頼」の物差しのうちの一つに過ぎないという訳ですね。

 

 

 

なので、もし権威を持つ者に信頼出来る友人がいじめられていたならば……その時は、これまで安らぎを与えてくれた権力者との決別を選ぶ人も少なくないという訳ですね。

 

 

とはいえ、当然ですが安心と信頼の定義は人それぞれ。

 

例えば「友人よりも権威が怖い」という考えならば喜んで友人を裏切りいじめに加担しますし、「いじめそのものが信用ならない」ならばどちらとも距離を置いて、新しい集団を探しに出掛ける……などなど。

 

一概にこうとは言い切れませんが、何にしても「私はこれが信頼できる」という自身の価値観や安心感に、良くも悪くも忠実なタイプと言えるでしょう。

 

 

 

また、「人に引っ張ってほしい」という願望を持ってはいますが、同時に反発心も秘めているのがこの手の人たち。

 

主体性が求められた理個人プレーが続くような環境に置かれると不安や心配が募っていきますが、かといって始めから強引すぎるリーダーシップを発揮されると攻撃的な一面が見え始める……という面があります。

 

 

全体的に自分のやることに自信はないのですが、かといって卑屈になり過ぎて自分を捨てる人もそう多くないので、それなりに自分を認めてくれる、どちらかというとソフトなリーダーシップをとってくれる人を求める傾向が強いという訳ですね。

 

 

 

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仕事のスタイル

 

 

 

タイプ6の人は意外とテキパキ動ける人が多く、その段取りの良さから適職の範囲は広めです。

 

 

不安や恐怖を感じやすい一面もプラスに作用して安心できるまで慎重に物事を計画するため、至って用意周到。

 

真面目で責任感もあり、特に実務関連を上手く取りまとめて維持していく力に長けた人が多いのが強みですね。

 

 

一方で上司に気に入られるかどうかも死活問題で、承認欲求も全体的に強め。あまりに放っておかれると「見捨てられたのではないか」と不安になったり、最終的に迷走を始めてしまう可能性も……。

 

 

方向性、上下関係、目的や役割、規範、ルールなど、あらゆる指標がしっかりとしている方が力を発揮しやすい傾向があり、逆にすべてがあいまいな仕事では無難な筋道が上手く建てられず、安心感が得られないため上手く動けません。

 

 

また、何よりもチーム一丸で動いて目標に向かう姿勢が一番しっくりくるような人物でもあり、やはり真価はチームワークにあると見ていいでしょう。

 

 

 

総じて避けるべきは、方針やルールに一貫性がなく、個人であれこれ動く事を必要とされる仕事。特に自己流で正解や自分なりのルートを叩き出すような、極端な自立が求められる行動、作業は避けるのが吉でしょう。

 

 

 

 

好相性な職場

 

意外と何でもできる。方向性が明確で目指すビジョンが明確ならば〇

 

 

 

相性の悪い職場

 

挑戦的でまだマニュアルがしっかりしていない仕事は×。特に方向性やルールが曖昧でコロコロ変わるようなら相性最悪。

 

 

 

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家族とのつながり

 

 

 

このタイプの深層部分は、やはり「人が頼りになるかどうか」という部分。したがって、家族に求める部分は頼れる父性という事になります。

 

人からの期待に応えようとする、という観点から、やはり「いい子」であったことが多いと言えるでしょう。

 

 

反面、抑圧されると反発し、一気に不良の道に突き進むことがあるのもこのタイプの特徴です。

 

普通は親の気持ちを汲み取ってその通りに生きようとするのですが……それに対して親がいい気になって抑圧しすぎると、今度は「この生き方には自分らしさがない」という結論に至るわけですね。

 

こうなると、親を頼りにせず、不安の大きさからどんどん反抗的になるという訳ですね。

 

 

この「従うべきか、反発すべきか」という一種の矛盾を孕んだ価値観は、大人になっても続きます。

 

要するに、信用できる人には従うものの、逆にダメだと思ったら途端に逆らうようになるのです。

 

 

 

 

まあ逆らうこともあるっつっても、基本は「仲間として歓迎されたい」ってのがある。

 

周囲からの抵抗も少ない多数派な上に迎合上手なタイプだから、周囲に溶け込むことは容易だろう。

 

 

うまく迎合できず反発しまくるオッサンにとってはうらやましい話だな


 

 

 

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恋愛において

 

 

 

恋愛に関しても、「安心、信頼できる」というのは根底の前提条件です。

 

自分の不安を包み込んで優しくリードしてくれて、いつでも気にかけてくれる人を理想としています。

 

 

要するに、目に見える形でしっかりと気持ちがつながっていることがこのタイプにとって最良の恋愛。時折気にかけてくれている姿を見せられないと不安になってくることも多いです。

 

 

 

そんなタイプ6は、相手から見ると純粋で真面目、気遣いのある人物。警戒心が強いため始めはシャイに見えますが、打ち解ければ打ち解けるだけフレンドリーに接することができるようになってくるでしょう。

 

気心の知れた相手に全力で尽くす献身的なスタイルは、きっと相手の救いになってくれるはず。

 

 

 

しかし、同時に全幅の信頼を求める姿勢が時として仇になることも。

 

 

特に嫉妬や不安を抱きやすいタイプでもあるため、何かしら不満や不安を持ち始めると、どんどん相手を信用できなくなっていきます。

 

そして「裏ではもう自分をどうでもいいんじゃないか」という不安から試したり責めたりする言動が多くなり、こうしたことが重なって本当に相手に愛想を尽かされたり、自分から縁を切ってしまうという最後を迎えることも。

 

 

総じて不安が大きく膨らみやすくちょっとした事からどんどん想像が膨らんでしまうケースが多いのです。

 

 

 

このタイプの恋愛においては、やはりまずはお互い依存せず、自立した関係を築くこと。相手に自分を見ることを求めすぎないのももちろんですが、何より自分が自分らしく生きるためには、それが一番大事なことです。

 

あとは、しっかりとお互いの意見が言い合える関係にしておくのも大事なことですね。言いたいことを言い合うのは、何だかんだ思い違いを減らす一番の方法です。

 

 

 

 

自立っても、難しく構える物じゃあないぞ。

 

下手に焦っても空回りが関の山だ。ゆっくりじっくり、まずは目の前の課題から取り組んでいくといいだろうさ


 

 

 

包んでくれる相手……まあ、この辺はしっかり外堀から埋めていかないと難しいところもあるでしょう。

 

まずは簡単な相談事をお互い聞いたり、簡単な趣味の話をしてみたり……そんなところでいいでしょう。

 

 

まあ、リアルが難しいならネットでというのも可。恋人として結ばれるかどうかを別にしても、良き理解者を得るヒントになるかもしれませんよ。

 

 

大丈夫、最近はこういうインターネットなどでの出会いも多いです。

 

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