エニアグラムタイプ5:ウイングは4と6

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エニアグラムタイプ5:ウイングは4と6

 

 

 

エニアグラムのタイプ5にはもともと1人でいることが性に合っている人も多く、どこか個人主義的な部分を持っているタイプです。

 

基本的に「1人でなんか勝手にやる」みたいな人物が多いですが、その方向性や社会的評価は様々。多くの人が抱いているタイプ5への憧れどおり輝く人もいれば、社会から長所を見出されずゴミと結論付けられる人まで本当に幅が広いです。

 

 

今回は、そんなタイプ5のウイングについて見ていきましょう。

 

 

 

 

 

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タイプ5ウイング4:因習破壊者

 

 

 

誤解を恐れずに言うならば、タイプ5の評価されづらい方。因習というのは辞書によれば「古くから続くよろしくないしきたり」のことで、このタイプの人は古臭いだけで悪影響を与えるものをどんどん破壊していきます

 

その在り方は保守的な人物からは特に誤解されがちで、昔からの伝統を大事にする日本では特に「バカ」「クズ」「ゴミ」と謂れのない罵倒を受けやすい傾向にあります。

 

しかし、やはりタイプ5というべきか……フィルターにかけて主観で評価しない限りは、結構真っ当な事を言っている場合も非常に多く……言ってしまえば損な人、ですね。

 

 

タイプ4との合わせ技で道理、人格の両面で高い洞察力を発揮するタイプでもあり、先入観や思い込みによる勘違いを捨てた人物に出会えるかどうかで評価は180度変わる、そんなタイプです。

 

 

 

 

独創的過ぎるあまり、グロテスクだったりオカルティックな物にドハマりすることもある。

 

これも、このタイプが勘違いされやすい要因だな


 

 

 

健全時:孤高のイノベーター

 

 

 

タイプ4が情緒タイプであることも手伝って、このタイプはもう片方のウイングよりもはるかに情緒的、そして内向的な傾向が強いです。

 

世評や常識といったフィルターを取っ払った独自の理念や理想を持ち、持ち前の好奇心や洞察力をフル稼働させ、自分の居場所を探して放浪します。

 

 

タイプ5は理知的で個人主義的な特徴を包括しているわけですが……こちらは個人主義的な方ですね。

 

 

 

独立したポジションと独自の哲学やセオリーに囚われない正解を探して、ひとりであれでもないこれでもないと考え続けます。

 

その結果思いついたある方法や結論は、時に時代を大きく飛び越え、とんでもない革新をもたらすことがあるのです。これが、「因習破壊者」たる所以ですね。

 

時にクールに、時に情熱的に己のやり方や個人的ヴィジョンを追い求める……。大成するのもダメ人間と呼ばれるのも己の力量次第。

 

 

芸術のような分野にも深く立ち入ることもあり、その分野でもやはり飛び抜けた作品を残しています。

 

分析力よりも想像力が飛び抜けている……これが、タイプ5ウイング4の強みですね。

 

 

 

 

通常時:かなり浮いてる不思議な奴

 

 

 

このタイプは往々にして現実でなく空想や想像に生きることもあり、それが良く機能することもあれば悪く機能することもあります。

 

総じて地に足の着いた考え方が苦手であり、現実的にやるべきをやるというより、自身の描いたはるか遠い目標や空想と一体化する人が大多数

 

そしてその想像力が高すぎる分、非現実的ではすまないレベルのトンデモな空想を思い描くのも大得意。時にどんどん脳内の話のスケールが大きくなり、空想世界の中で迷子になる1面も……。

 

 

 

また、タイプ5とタイプ4はどちらも集団から1歩離れた場所に居たがるタイプであり、その2種類を兼ね備えたこのタイプは、もはや他タイプの追随を許さないレベルで個人主義的、かつマイペースです。

 

自分に考えなしの常識や「偉い人が決めたから」という思考停止なルールを押し付けられるのを嫌い、そのために人から離れ、強引に型に押し込めようとする考えを大いに嫌います。

 

自分の目標を追求しすぎるあまり、現実や周囲の目線を置いてけぼりにすることもままあるのです。

 

 

しかし、等身大の自分と向き合い、自分の目標達成の課題を見つけて克服のために動くことができれば、あるいは化けることも……?

 

 

 

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タイプ5ウイング6:問題解決者

 

 

 

一般的にタイプ5と聞いて想像するのがこっちのウイング。「有能でありたい」「自分の安全を守りたい」という願望の元、自身の能力を社会に役立てるよう高めていく人物です。

 

分析力や現実に即した問題解決能力に優れ、何かに熟達することで自身の安息を守ろうとするタイプであり、ウイング4と比べるとはるかに現実的で規律を重視します

 

 

タイプ6のウイングを持つおかげで個人主義的ながらある程度は親しみやすく、その点でもウイング4よりも安定感があります。

 

 

 

ウイング4が「知りたいから知る」みたいなスタンスなのに対して、こっちは「知る必要があるから知る」って感じだな。

 

当然興味事への熟達を優先するのはいかにもタイプ5らしいが……こっちのが社会からの評価は平均的に上だろうな


 

 

 

 

健全時:ビジネスにおいて最強?

 

 

 

実質的なことに興味を示し、秩序立った体系的な脳内ネットワークを形成します。

 

その姿は、言わばバリバリの理論派。はっきりとした、わかりやすく、そして分析的な結論や理屈を好みます

 

タイプ6のウイング要素も持っているため、安全安心な大組織に属することも、別段嫌いではありません(ウイングの大きさ次第では好む)。

 

 

そんな彼らの興味の矛先は、突出した専門技術や高度な知識。例えば小説のネタなんかよりも法学……といった具合に、知識そのものが実際に機能したり人々の尊敬がわかりやすく飯のタネになるような、とにかく実際に役立つものに興味を示しやすいわけですね。

 

 

 

そしてタイプ5と言えば革新的なアイデアが強みなわけですが……ウイング6が出していくアイデアもやはり現実志向。自分の理想で世界を動かす……などと突拍子も無い事でなく、新たなビジネスやシステムを作り出すことに注力します。

 

即物的な成果を出す方法を考えるのが大得意なので、奥行きのあるものだけでなく表面的な部分で成功を収めるのも大得意なのです。

 

 

 

 

通常時:やはりタイプ5

 

 

 

純粋に「知的」というイメージを当てはめるなら、タイプ5ウイング6で決まり……と言い切っても別段問題はないでしょう。

 

理論、技術、詳細、理屈……こと小難しい事を考えるのにもっとも適したタイプなので、参謀として大いに活躍できる素質を秘めた人物も多いです。

 

難しい問題を解決するのにメラメラ闘志を燃やす人も多く……中にはそれを生きがいにする人もいるほどです。

 

 

しかし、タイプ5とタイプ6はともに頭脳タイプ。頭脳×頭脳で、人よりも物に興味を示すことも少なくはなく、総じて人に対する興味が薄めです。

 

タイプ6の従順性があるため気に入った人には入れ込みますし、ウイング4と比べてはるかに協力的で規範的ですが……どこか人情への理解が薄いのではと不信感を持たれることもあるのです。

 

 

 

タイプ5は2,8と並んで「大きい人」と称する事もありまして……とにかく主張が強固で、折れにくい。自分の領域を犯す外敵には激しく敵対し、思うところははっきり主張して議論も討論も厭いません。

 

そのためウイング4よりも議論好きで、積極的に反対者を敵に回す部分も持ち合わせているのです。


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