MBTI4つの指標:EとかIとかそんなん

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MBTI4つの指標:EとかIとかそんなん

 

 

今回書き記していくのは、MBTIのタイプを判別したり理解するうえでのもっとも基礎的な部分ですね。

 

例えばISTJとかENFPとか……このアルファベットの並びについて、見ていきましょう。

 

特にタイプがわからないという時は、こういう基礎の部分から見ていって、自分や対象に当てはまるかどうかを考えていくとある程度纏めやすいですよ。

 

 

 

 

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EかIか

 

 

 

まず最初に来るE、あるいはI。これは、当人の姿勢や関心が外向き(Extraverted)か、あるいは内向き(Introverted )かという話ですね。この場合外向きに関心が向くタイプをE、逆に内向きの人をIとしています

 

これは……簡単に言うならば、外界……つまりいろんな人や周囲の事件なんかと密接にかかわっていくのか、あるいは良くも悪くも自分の中で完結するのかという違いが一番大きいですね。

 

 

当然、完全なExtraverted、あるいはIntrovertedの人なんてのはそれこそ存在しないと言っていいレベルで希少。多くの人は両方の要素を持っていますが……ここで区分けする場合は、その人は外向と内向、どちらの要素がより強いかで判断します。

 

 

なお、間違っても「社交性とコミュニケーション能力が高い方がEでIは陰気で消極的」というような区分けの仕方でなく、あくまで考え方や視線が周囲と自分どちらに強く向いているのか程度のものなので、お間違えないように。

 

 

外向(E)の特徴 内向(I)の特徴
・関心事は自分より周り

・基本的に話すことが好き
・考えるよりまず話す
・興味事は広く浅く
・自己表現や人との交流が多い
・人や事件との関わりに積極的

・関心事は自分に関連することが多い

・話すより書く方が得意
・どちらかというと熟考型
・実際の行動よりまず考えるタイプ
・興味は広がりにくいが掘り下げる
・自己表現よりも一人でいることが多いし、それが苦ではない
・人や問題に関わるかどうかは自分にとっての優先順位次第

 

 

 

 

SかNか

 

 

 

EやIに続いて記されているのが、今度はS、あるいはNの文字。ここはわかりやすく別れる反面、自己診断や無料診断では意外と間違った診断が出る場所が多かったりしますね。

 

意味合いとしては、感覚(Sensor)か、あるいは直感(Intuition)か。当然ながら純粋な直観力や頭の良さといった話ではなく……細かいところや正面から素直に物事を見るのがS、想像力を使って見えない裏側や大雑把なところから見ていくのがN……といった感じでしょうか。

 

 

簡単に言えば、しっかり者ながら視野が狭いのがS、大局的にものを見る反面細かい部分の観察やルーチンワーク的な動きで何かやらかしやすいのがNといったところ。

 

どうにもこの視点の違いがもっとも関係や雰囲気がこじれやすい要因のような気がしますが……まあそれはそれとして、両者の特徴を見ていきましょう。

 

 

感覚(S)の特徴 内向(N)の特徴
・事実や現実をそのまんま見据える

・具体的な使用例や簡潔な事実を好む
・今この瞬間を一番よく見る
・一つ一つの物事をコツコツ積み上げる
・理論とか新事実は実際の応用方法を見ないと評価しない
・引出の中身は経験や知識

・想像力を使ってこれから先の未来を見る

・表現方法が独特(詩的だったり比喩を好んだり)
・事実そのものよりも、その裏側や背景が気になる
・情報そのものよりも、複数のつながりやパターンを覚えることが多い
・直観力で一足飛び
・経験や実践方法よりもアイデアや理論
・引出の中身はひらめきとアイデア

 

 

 

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TかFか

 

 

 

これもまたわかりやすいですね。思考(Thinker)と感情(Feeler)。分析と合理性という言葉が似合う方がT、共感力があって気持を大事にするならFといったところですね。

 

当然ながら、これも頭でっかちだからTとか、感情的でよく怒るからF……みたいな感じの区分けにはなりません。乱暴に言えば、取捨選択の判断を迫られた時、その人は非情であっても理屈をとるのか、あるいは非効率でもみんなの気持ちが落ち込まない道を選ぶのか……という感じに近いです。

 

 

Tは理論性を重視した分析タイプ、対してFは人の価値観、あるいは協調性といった、事実や理論よりも人を重視した選択を好みがちです。

 

 

もっとも、すべての指標に言えることながら、全部が全部そうだというわけではありませんが……とりあえずはそういうものということで。

 

 

 

 

 

 

思考(T)の特徴 感情(F)の特徴
・物事について分析的

・価値観よりも原因と結果
・客観的基準や論理性を求める
・毅然とした印象を与えやすい
・公平性、あるいは理にかなった扱いを求める

・人に対して共感的

・自分の思いや感情を伴った価値基準を求める
・結論や利便性より、それが人にどういう影響を与えるのか考える
・親しみやすい印象を与えやすい
・自分か他人かはともかく、気持ちに重点を置く

 

 

 

JかPか

 

 

こちらは判断型(Judging)か、あるいは知覚型(Perceiving)かといった違いですね。キッチリっしてるかだらしないかとか、几帳面か大雑把かで語られることが多いですが……どちらかというと、枠組みを決めてしまうのが先か、不完全なまま最終段階まで物事を進めるのが先かという区分けのほうが個人的にはしっくりきます。

 

スケジュールや物事を先にはっきりさせておきたい方がJ、あえて不完全なまま泳がせて臨機応変に動くのを好むのがPといった感じですね。

 

 

この辺に関してはJでもNが入るとPっぽくなったり、SP型はどこかJっぽい部分があったりもするので、なかなか簡単には判別つかないかもしれませんね。とりあえず書籍通りに特徴を並べておくので、「まあそういうものか」程度に……

 

 

判断(J)の特徴 知覚(P)の特徴
・スケジュール通りの行動を好む

・想定通りの環境を好む
・規則正しい
・どちらかというと几帳面な人が多い
・まずは計画を立てたり枠組みを決める
・白黒はっきりさせたがる
・最後に慌てないよう前もって計画的に

・状況に応じて臨機応変に

・柔軟性が強みにして命
・格式ばらない
・制約や縛りに囚われない
・とりあえず状況を見ながら、手段を変えていってみる
・結論付けるよりも、新しい選択肢の余地を残しておきたい
・全部の情報が出尽くした途端、謎のブーストがかかりやすい


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