【MBTI余談】「誰が言ったか」と「何を言ったか」

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【MBTI余談】「誰が言ったか」と「何を言ったか」

 

書籍とは無関係の個人的な与太話です。

 

 

 

「誰が言ったか」と「何を言ったか」。この話は多くの人が話題にし、議論という名の暴言の応酬すら時に起こる話題です。

 

今回は、MBTI関連の書籍を読んでる途中でふとこの話題が頭に浮かび、突然あるひとつのひらめきに至りました。

 

 

元来MBTIは素人考察をおススメされてるような代物ではありませんが……まあ頭に浮かんだものは仕方ない。

 

 

というわけで、「誰が言ったか」と「何を言ったか」。この考えが未だ結論の出ないまま2派に分かれた理由を、備忘録も込めて私なりに書き記していきます。

 

 

 

 

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要するにSかNかの違いじゃね?

 

 

 

本を読んでいる最中、私からポロリと漏れた本音がそれでした。

 

結論から言うと、S(感覚・現実)か、N(ひらめき・可能性)かによって、「誰」と「何」という判断基準が変わるのではないかというものですね。

 

あくまで私個人の意見ですが、「誰が言ったか」を重視するのはS型、「何を言ったか」を重視するのはN型っぽく感じました。

 

 

SとかNとか何ぞやという方はコチラをどうぞ

 

 

というのも、S型は表面から掘り下げた「肩書」や「過去」といった事実やデータを好むのに対し、N型は「つまるところ」という結論部分を重要視する傾向があるように思えます。

 

 

あんまりふわっとしたいい方ばかりなのもアレなので、少し手元の資料からSとNの特徴を抜粋してみましょう。

 

 

S(感覚機能優位)

⁠・現実や事実に目を向ける

 

・事実や具体的な事に焦点があう

 

・実際に起こっていることに着目する

 

・注意深くひとつひとつ積み上げて結論に達する

 

・アイデアや理論は実際的な応用を通じて理解する

 

・経験から得られた情報を信用する

 

N(直感機能優位)

・これからの可能性に目を向ける

 

・想像を巡らせ、独特な表現方法を用いる

 

・データの背景のパターンや意味に着目する

 

・物事にパターンがある場合、その関連詳細を記憶する

 

・直感に従い、結論に達する

 

・実践する前にアイデアや理論を明確にする

 

・ひらめいたことを信頼する

 

 

 

特にS指標の人はN型の人の説明を読んでも「?」となるかもしれませんが……要するに、S型はしっかりと見えている表面から物事を掘り下げていくのに対し、N型は裏側やその先を想像力で見抜こうとする……みたいな感じでしょうか。

 

今回の話題の場合、もはや事実して変わりようのない肩書きや地位といった「誰」の部分をS優位の人が重視し、その一方で言葉を発した理由や結局何が言いたいのかを真っ先に考えるN優位の人が「何」を重視するのではないでしょうか。

 

 

 

 

当然、S優位でも必ずしも肩書きや地位を絶対視するわけではないし、N優位でも学識や権威を大事にする人は誰が言ったかを気にするようになる。

 

結局はあくまで傾向やそれっぽさの話ではあるが……大まかな指標としてはなかなか面白いデータになるんじゃないかとおっさん勝手に思ってる


 

 

 

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S指標「“誰”の部分はウソつかない」

 

 

 

事実や現実、見える範囲から物事に入っていくS指標型の人にとっては、おそらく肩書きや地位、そして過去の実績といった嘘をつかない情報は重宝するものなのではないでしょうか。

 

要するにその人の本音だとかなぜその発言をしたかとか、そんな想像力で補うしかない不確定な話はカット。純粋に地位と肩書き、そして過去の実績で判断したほうが、堅実で手堅い……という感じの判断でしょうかね。

 

 

あるいは「何」を重視する人も、その人がそれを言うに至った経験や苦労のような「過去」に着目するかもしれません。

 

 

このように、S指標の人は事実や目に見える事象、もっと言うと想像力を必要としない狭い範囲から徐々に認識を広げていきます。

 

 

だからこそ、肩書や地位、学識や過去といった「誰」の部分に着目し、「誰が言ったか」を力説する人たちに心を寄せることが多くなるのでしょう。

 

 

 

 

N指標「裏を読み取りたいがゆえの“何”」

 

 

 

一方のN指標の人は、見える範囲でなく全体像や他の事象や事実との関連性、これからの可能性といった、明らかに想像力ばかりを使う推測や予測のようなものから入っていきます。

 

とにかく「その言葉を言ったことにどういう意味があるのか」とか「言ったことが広がるとどうなるか」を想像したり、自己流の解釈を交えて理解したりするケースが多いのではないでしょうか。

 

 

一方で「誰」に着目するときも、S指標が強い人とは着眼点が異なるはずです。例えば過去や実績を重視するのも、信用できるかどうかではなく「その人がなぜその言葉を発したのか」を理解するための材料としてだったり、学識や地位に関しても直接の判断材料となるケースは少ないでしょう。

 

 

 

 

ちなみにN指標というのもあくまで勝手な想定だが……Nガン振り(ネット診断)の作者の場合は、もはや自己流解釈がクセになってるな。

 

「つまりどういう意図があったか」とか「この言葉を自分に当てはめるとこうなる」とかばかりを考え、もはや事実や発した本人の知力(というか言葉を発した本人)を無視する傾向がある。当然、良くも悪くもな


 

 

 

 

なお現実

 

 

 

とまあ大まかな「誰」と「何」をMBTIから自己解釈してきましたが……特に「何を言ったか」派の方に悲しいお知らせがあります。

 

おおよそS指標型とN指標型の人口比率は7:3と言われており、圧倒的にS型が多いです。

 

 

その上、日本は常識と全体の調和を重んじる国。とすれば、良くも悪くもぶっ飛んだところのあるN指標型はあまり好かれないのではというのは、何となく想像できてしまいます。日本国内の統計は見たことがないので何とも言えませんが……もしかするとS型の割合がさらに増えるかもしれません。

 

要するに今回お話した「S型の人は誰が言ったかを重視しやすい」という仮定を当てはめてしまえば、圧倒的に「誰が言ったか」のほうが重要視されやすいというわけですね。

 

 

まあ実際にどちらが重要かは、それこそお互い反対派の批難と排除を試みても仕方がないのでここでは取り扱わないとして……多数派心理から見ても、「何を言ったか」を重要視するのは結構難しいという事ですね。

 

 

 

まあ自分が情報や人の言葉をどう取り入れるかはともかく……少なくとも何かしら情報発信をする場合は、「誰」を意識せざるを得ないケースが多くなるでしょう。

 

所詮その辺の一般人が何を言っても意味がないと考えればなんだかやっててむなしくなってきますが……もし多くの人に自分の言葉を届けたいと思うのならば、心に残る「何者か」になる事を第一に考えるのが良いかもしれませんね。

 

 

 

 


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