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敵戦の計記事一覧

言葉の意味無の中に有を生ず。無中生有(むちゅうせいゆう:「むちゅうしょうゆう」とも)とはズバリ、ハッタリや偽造といった作戦の意味ですね。万全の備えや自らを上回る力がある敵を攻めたくないのは、相手も一緒。ならば、備えがあると見せかけることも大事な作戦になるのです。スポンサーリンク語源・由来無中生有という言葉自体の語源は、老子の教えにあります。「天下の万物、有より生じ、有、無より生ず」もっとも、これは...

言葉の意味暗かに陳倉に渡る上記の雑なお手製地図からもわかる通り、陳倉というのは、つまり地名です。陽動からの奇襲という意味合いでは声東撃西にも似通っていますが……声東撃西はブラフを使った機密行動なのに対し、こちらは実際の行動によって敵に陽動をかけ、奇襲をよりバレにくくする戦法ですね。確実性は増しますが、実際に行動をする分分コストがかかるので、いざという時にしか使えないかも……スポンサーリンク語源・由...

言葉の意味対岸の火事を観察する。敵が混乱してしっちゃかめっちゃかになっている時は、あえてその状況を見守ってみるのも手。あえて隙を見過ごすことで、そのボヤはさらに大きく、相手の手に負えないほどの大火事になるかもしれません。隔岸観火とは「あえて傍観に徹し敵の自滅を待つ作戦」、転じてトラブルの際に手を貸すそぶりも見せず傍観することを指す言葉です。スポンサーリンク兵法としての隔岸観火陽乖序乱 陰以待逆 暴...

言葉の意味笑いの裏に刀を蔵す周りが敵だらけで油断のならない乱世、唐突に現れた気の良い仲間というのは、とてもありがたいものですよね。笑裏蔵刀とは、この心理を利用します。つまりフレンドリーに敵に接して、友好的だと勘違いさせた裏で、密かに出し抜く策略を練る。これが、笑裏蔵刀の言葉の意味です。スポンサーリンク語源・由来この言葉の元ネタは、唐の宰相である李義府(りぎふ)という人物。彼は非常に温厚かつ有能な人...

言葉の意味李、桃に代わりて僵る李……つまりスモモは桃と違って値段も安く、当時は食べ方もイマイチ確立されてなかったことからかなり悪い扱いを受けていました。この言葉は、そんなスモモの暗黒時代にできた言葉ですね。スモモが桃の代わりに虫害を一手に受けまくって桃の実の無事を確保する。そんな言葉が転じ、大目的のために小さな犠牲を容認する……つまり、「損をして得を取れ」的な意味合いの言葉として広まっています。ス...

言葉の意味手に順いて羊を牽く殺し合いの戦争には善悪もクソもなく、そこに美学は存在しません。敵が物資を持っているのなら、隙をついてそれをできるだけ盗む。知らん顔して盗んでしまえば、敵は困るしこっちは潤う。元々は羊泥棒が言い放った「たまたま近くにあった縄を退いたら羊がついてきたんだ!」という言い訳が語源の順手牽羊は、転じて戦場での非情な略奪や、それをよしとする策を意味する言葉なのです。スポンサーリンク...

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