読書と仕事力って関係あるんかね?

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読書と仕事力って関係あるんかね?





どうも、焦げまんじゅうです。


読書においてよく言われる文言の中に、「読んだ分だけ仕事ができるようになる!」みたいなもの、ありませんか?

正直だいたいの人は半信半疑、というか私も無条件で役立つはずがないと考えていますが……今回はそんな読書と仕事の話。





本を読めば応用力が(以下略






ほい、読書と仕事を結び付ける上でよく言われることですね。「読書は引き出しを増やして、応用力を引き上げてくれる」。


つまり、本を読まない人は人に教わったやり方と自分の経験で学んだことしか知らず、それらが致命的にかみ合わなかった場合は成果も出ない、上手くいかないで苦労するのです。

が、もし本を通じて別のやり方を知り、かつそれが自分にあったやり方ならばどうなるか……


当然、知っている限りの合わない方法を試すよりはよほど早く成果に結びつきますね。


他にも、既存のやり方と読書による知識をいろいろ組み合わせて自分なりのやり方を完成させていくなど、読書によって知識を得た知識で選択肢や手札を増やしていけるのです。

これが、読書による応用力アップの理屈ですね。





問題解決能力の向上!




これも応用力アップと理屈は同じですね。

本を通じてのあいまいな物であっても、何かの壁にぶち当たったときの対策法を知っているのと知らないのでは大きな差が生まれます。つまり読書をして対策法を知っていると、本に書かれた通りの問題に直面した時にすぐ行動に移せるというわけですね。



意外とこれが馬鹿にならないわけでして……人が未知の問題に遭遇すると、たいていの人はあたふたして冷静な対応ができなくなります。

ある人は混乱して動けなくなったり、またある人は錯乱して責任転嫁や隠蔽を図ったり……


本を読んでの間接的な知識でも、読書を経て体験したことは、すでに未知のものではないのです。そのため、本で得た知識を元に、慌てず冷静に事態に対処できる……かも。

他にも予期せぬシチュエーションや予想外の転機などにも、思い切った行動でうまく対処できるかもしれませんね。


いずれにせよ、それが自分に扱いきれる範囲ならば、手札は多いに越したことはありません。


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ただし本の知識だけでは不十分




さて、先ほどの二つの効果は、確かにきちんと自身の知識や本に書かれていることを活かせれば十分に感じることができるでしょう。

しかし、どれも読んだだけで身につく能力かと言われると、決してそうではありません。


どれも、やはり実践してこそ。それも、自分の頭で考え、上手く応用してようやく得られる実感なのです。


そのため必要なことは、


1.自身の仕事ややりたいことに関係する本を読む

2.気になる場所や役立つ場所はしっかり熟読!

3.しっかり実践する


と、この3点をしっかり意識する必要があります。


まず、「役立つ」という知識に限って言えば、自身の仕事などに直結しなければなかなか読む気にもなれないでしょう。もしきっちり完読したとしても、その知識が日の目を見るかどうかは神のみぞ知る……ですね。



そして役立ちそうな部分をしっかり熟読するというのも、知識を身に着ける上で必要な部分です。

本を何度も読み直すのは一見無駄な事のように思えますが、じっくり時間をかけてしっかり読み込んだ方が、当然ながら頭に内容が入ってきやすいです。

というわけで、必要だと感じた部分や面白いと思った方法なんかはしっかりと目を通し、暗記とまでは言いませんが、書かれている内容をきちんと人に話せるくらいまで覚えてしまいましょう。



そして最後、実践すること。

読書の効果などというものは、基本的に自身が攻めの姿勢を見せない限り、なかなか身につくことはありません。というわけで、自分が面白そうだと思ったことは、しっかりと実践し、形にしていきましょう。



こうやって本の内容を覚えて、実践し、そこから自分なりのやり方を身に着けていくのです。そうすれば、きっと本から得た知識は心強い味方になってくれるはずですよ。




驕りは何よりの敵



さて、読書で知識を得る上で気を付けていただきたいのが、本を読んだことで天狗になってしまう事。


意外とこういう人たちもいたりしますが……彼らが知識を得て自信を持ったために有頂天になり、自身を絶対視し始めるというのは、たいていそこから先、物事がうまくいかなくなる予兆だったりします。

というのも、人生は次のステップに進めば進むほど新たな知識が必要になるものですが、自分の知識に驕った人たちは新たな知識を入れることを怠るようになります。

結果として正しいはずの意見を退けて、周囲にはイエスマンばかり。自分一人の考えでどんどん突き進んでいき、最後には誤った道を進んでしまっても気づかず突き進んでいってしまうようになるのです。

その結果、途中で気付いたとしても、「自分が間違っている」という事実を見たくないあまりに頑なに破滅の道を……というケースは、実は少ない事ではありません。


知識に絶対はなく、思想にも100%正しいものは存在しません。そのため、知識に溺れて謙虚さを忘れてしまってはダメという事ですね。

本で得た知識、そして人の話、自分の直感。どちらを信じてどちらを捨てるかは当然自由ですが、まず話は聞くだけ聞くという姿勢を大事にしていきたいですね。




結局、日々勉強……




というわけで、今回は「読書と仕事能力」の私なりの結び付けはこんなところですね。


・本を読むと得られるのは知識だけ。そして知識は使うものであって、持っているだけで役立つことはない

・知識は必ずしも絶対に正しいものではない


今回はそんな内容の話でした。


私も自身の得意分野の知識に関しては無駄な驕りが生まれてしまう事もありますが……くれぐれもそういった面に飲まれないようにしていきたいですね。

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