読書で会話力アップとかいう意味不明な理屈を俺流に徹底解説してみる

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読書で会話力アップとかいう意味不明な理屈を俺流に徹底解説してみる

 

 

 

どうも、焦げまんじゅうです。

 

 

本を読むと、会話力アップ! なんだか、この手の読書推奨みたいな本やサイトを見ると、しばしば目に映る文言ですよね。

 

 

でも、実際に読書と会話が結びつく姿を想像できない人も多いかもしれません。

 

 

今回は、巷でよく言われる「読書すれば会話力アップ!」という嘘くさい文言に関して、私個人の目線からアレコレと解説してみましょう!

 

 

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語彙力=知ってる単語と表現方法の数≒会話力!

 

 

 

 

 

 

よく言われるのは、「会話力は語彙力!」という言葉。つまり、語彙力が鍛えられれば、必然的に会話力も上がっていくというやつですね。

 

実際に、様々な言い回しや表現方法なんかをマスターして引き出しが多く作れれば、その分ウィットに富んだ会話も可能になってくるのです。

 

 

で、その語彙力を高める効果的な方法の一つが、この読書というわけですね。

 

 

本はそもそも、いろんな言い方や単語の組み合わせができないと読んでもらえません。そのため、小説家の語彙力は一般よりも高いことが多いです。

 

つまりそれだけ、本の中には様々な表現や語彙が眠っているのです。

 

 

特に小説なんかは、その豊富な語彙を場面によってアレコレと使い分けているわけですので……読んで自身の引き出しを増やしていけば、それだけ語彙力も上がっていくという寸法ですね。

 

 

 

 

言葉を知って、それを使い定着させれば、それだけ表現方法や言い回しの選択肢も増えるというやつだな!


 

 

 

経験値アップ! とかも言われてるけど……

 

 

 

「本を読むことでその人の成功体験を知り、自分のものとして語れる!」

 

 

とまあ、これもよく言われる読書効果のひとつですね。

 

要するに、「本を通して体験談なんかを知ったんだから、それはもう自分の体験に等しいんだよ!」というやつですね。

 

 

 

何かを話すあたってのエピソードや体験談はかなり強い証拠付けとなりますし、何かを話すときの肉付けとして非常に心強い会話材料になります。

 

そういった証拠付けや話を膨らませるための経験則として本に書かれたエピソードを拝借すれば、それだけ話も膨らむし説得力も出てくる、というわけですね。

 

 

確かにこの方法、ごもっとも。ごもっともですが……

 

 

 

しょーじき、個人的にこの方法はあまりよろしいと思えない。

 

 

あくまで参考文献として引き合いに出すとか、家族や友人間の他愛もない会話の1エピソードを飾るための話題としてならば、私としてもむしろ推奨したいくらいだったりするのですがね……

 

 

 

 

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過ぎた知識は、人を増長させるものです。

 

成功者の書いた本やビジネス書などを強固に信じ、人に押し付け他者を論破することで悦に浸るような輩が、少なからず世の中にいるわけです。

 

 

本の知識を尊ぶのは大事ですが……自身の成功談であるかのように他人に押し付け、他人の意見を根元からへし折って自分の正しさとやらに酔いしれると。こういった外道行為のためだけに知識を集めているようなクソッタレが割といることは、案外否定できません。

 

 

知識ばかりを尊重するあまりこうなってしまっては、知識以前に人間としての矜持や品格も保てない頭でっかちに成り下がてしまうのみ。

 

 

知識は振りかざすものではなく、あくまで身にまとい、自身を飾るにとどめるもの。それを忘れると知識以前の部分……読書効果に限って言うと、広い視野や理論性が失われるのは必至です。

 

 

 

 

 

もっとも、会話力のメインは「聞き上手」

 

 

 

さて、そんなこんなで、語彙力や話す内容の奥深さを増すには一役買ってくれるわけですが……会話というのは、それだけでは不十分です。

 

 

つまり、読書オンリーで全体的な会話力が底上げされるわけではないのです。

 

 

 

情報伝達や話す能力の向上には、間違いなく貢献してくれるがな


 

 

 

会話とは、話すと聞くの2種類で構成されています。そして、読書で底上げできるのは「話す力」のみ。つまり、聞く力は別個に鍛えなければ、会話力はついてきません。

 

 

で、その聞く力というのは、あいづちだったり質問といった反応と、話している相手の言葉の要点をまとめる能力だったりするわけです。

 

 

実際に世の中を見てみると、話す能力があっても、聞く能力を持っている人はけっこう稀だったりします。

 

というのも、特に「話を聞きながら要点を絞っていく」というのはかなり難易度の高い作業のようで……恥ずかしながら、私も聞く力に関してはまるで自信はありません。

 

 

 

 

あとは、「聞く」という姿勢が後手に回って相手より下に見えるってのも、聞く能力欠如の要因の一つかもな。

 

つまり、聞く側の人間ってのは立場が下だと誤解されやすいから、プライドがそれを許さんって感じか……

 

 

例えばインターネットでは誰彼構わず口論を吹っ掛け、耳をふさいで一方的に言いたいことと人格否定だけをまくし立てる論客とかいるよな? 要はあんな感じだ


 

 

 

この「聞く能力」を鍛えるには……やはり人の話に傾聴すること。それも、「相手が何を言いたいのか」をしっかり意識しながら、頭を使って聴くことが重要になってくるわけです

 

 

だいたいの人は「面倒くさい」から途中で投げてしまうような苦難の鍛錬になるでしょうが……これに関しても参考になりそうな場面や職業もいくらかあります。

 

その最たる例は、バラエティ番組で何年もMCをやっている芸能人や、カウンセラーのような人たちでしょうか。これらの仕事は、適当に耳ざわりのいい言葉を選ぶだけではなかなか絵になりません。よって、人の話をうまく聞き出すことには長けた人たちであると見てまず間違いないでしょう。

 

 

真の会話力を身につけたいのなら……本で得た経験談、語彙力を武器に、まずは人の話を聞き、相手が何が言いたいかを考えてみましょう。

 

そして受け答えになったときには、本で得た語彙力、表現力をフルに活用していけば……きっといつか、魅力的な会話術を身につけられるでしょう。


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