日本人は読書が嫌い!? 活字アレルギーを量産する日本の読書法

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日本人は読書が嫌い!?活字アレルギーを量産する日本の読書法!

 

 

どうも、焦げまんじゅうです。

 

 

日本人は(実は中国とかもですが。というか中国のがひどい読書が嫌い!

 

というのは、「本を読むとどーなるの?」の記事をご覧いただければわかるんじゃないかなと思います。

 

 

なんといっても、読まない人は本当に読まない。読もうとしない。

 

それどころか、「活字なんて嫌いだチクショー!」と活字アレルギーすら引き起こしている人もいます。

 

 

 

これって、何が原因なんでしょう?

 

 

個人的に思い当たるフシを、今回はペラペラと述べていこうと思います。

 

 

 

 

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教育法が読書嫌いを生み出している?

 

 

 

個人的に、これが一番の原因なんじゃないかなと思ってます。

 

 

 

主に思いつく原因が、

 

1.提示する答えは一つだけという数学的な教え方

 

2.「一字一句余さず読め!」という無茶ぶり

 

3.そもそも読むのは「教材になり得る」と認められたもののみ

 

 

 

ほい、こんな感じ。もうアレだ。膿を出し切るつもりで容赦なくズバッと行きますよー。

 

 

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ひとつの答えを良しとするのは、勉強では正しいが……

 

 

 

まず、日本の国語の授号は、セオリーが決まっています。

 

 

 

1.とりあえず嫌いでも本を読む

 

2.あらかじめ決まっている答えについて考える(真実はいつも1つ!)

 

 

 

まあ勉強ですからね。勉強に複数の答えがあれば、それはそれで混乱を招くでしょう。それはわかる。

 

 

ただ、勉強としての読書法、単純に「本を読む」という観点に特化して考えると、

 

ひじょーにつまらん(´・ω・`)

 

 

 

 

とにかく読書というのは、ただの勉強とはまた違うんです。言葉一つにおいても、いろんな解釈方法がある。それを許される場であるはずです。

 

読書の場において、答えなんてありません。というか必要ないです。全然。

 

 

 

もう思い切って暴論を言えば、

 

「おめーが信じたそれが正義だ」

 

こんなのがまかり通る場なんです。

 

 

 

ですが、日本では勉強としての読書法だけが正しいかのような風潮。それに疑問符をぶつけることは許されますか?

 

 

 

その辺の凝り固まった風潮がよく出てるのが、読書感想文。

 

 

「〇〇文字以上、本の内容を誰にもわかるよう、明確に書くこと。自分の感想は、具体的かつ誰にも理解できるように」

 

 

今更、これに疑問を呈する人なんていないでしょう。だって普通の事ですし。

 

 

ただ、考えてみてください。

 

かの松尾芭蕉は、松島の絶景を見てなんと句を残しましたか?

 

 

「松島や
   あゝ松島や
      松島や」

 

 

 

さて、この句は松島を見た時の感想として、情景がしっかり我々の目に入ってきますか?

 

なーんも入ってきませんよね?

 

 

 

かの俳諧の第一人者ですら、自身のキャパを超える感動を覚えた途端このザマですよ?

 

 

深い感動を覚え、言葉に詰まり、その結果の一言

 

「面白かった」「すごかった」

 

これがなぜダメなのか?

 

 

いや、授業での読書感想文にケチつけてる私がおかしいんでしょうが……

 

 

それでも、こういう「正しいもの以外は断固認めない」姿勢は、間違いなく読書嫌いを増やしている一環だと思います。

 

 

 

 

 

好きでもない本を一字一句余さず読むのは苦行!

 

 

 

「本を読むときは必ず、一字一句余さず読んで吸収しろ!!」

 

 

はて、こんなクソッタレな迷言を残した不届き者はどこのどんな輩なのやら(´・ω・)

 

 

 

正直なことを申し上げます。

 

 

こんなん、好きでもないビジネス書とかでやろうと思ったら、ただの苦行です。

 

 

というか、人並みよりは本に親しんできた私も無理。

 

 

 

誰だよ、こんなバカげた教育を始めたのは……

 

 

本のことが好きでも嫌いでもない、これからどうなるかという時にこんな「覚悟をもって読むこと」なんて教わったら、そりゃあよほどの活字好きでもない限り逃げます。私だってこれを絶対実践しろと言われたら逃げる。

 

 

だって、本を読むということに、こんな義務感も重圧も、責任感も必要ないですから。

 

 

私流に思っていることをはっきり言いましょう。

 

 

 

 

読書において一番必要なことは、文字でなく内容を理解すること。一字一句理解しようとすることは、「森全体を見て把握しろ」と言われているのに一本の木を観察するくらい無駄な事。

 

一文字一文字にかまけた結果、言い回しや文法がわかっただけで内容はよくわかりませんでしたでは、本を読む意味はないのです。

 

 

うーん、もうあれだ。本音を語るとそれはそれで問題でしょうし……

 

悪党っぽい顔のおっさんにコメントしてもらいましょう。

 

 

 

 

一字一句読もうとして内容が入らないようじゃあ意味がないだろ!

 

 

アレか? 教育者は自分たちの立場が侵されないように、

 

あえて間違った読書法を教えて、

 

わざと読書嫌い≒失敗者を増やそうとしてんのか!?

 

 

HAHAHA! そーか、よーし、そうか!くたばれ!


 

 

 

 

………………………………

 

 

これはおっさんの言葉であって、私の本音ではないと断言する。

 

 

 

とにかく、私が思うのは、森の木の一本一本を丹念に調べさせる方法で、読書の醍醐味がわかるかよ!ということ。

 

 

読書は、あくまでフィーリングです。理解するより先に、まず文字から感じるんです。そのためには、文字、文法、書かれた言葉の広義での意味などなど……そんな情報、どーでもいい!

 

 

読んだ本からあなたは何を感じるのか?

 

これこそが一番大事なことですよ。

 

 

 

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理想教材以外は読書に入らん!

 

 

 

まあね、私も読書と銘打つ以上、マンガは読書の一環であるなんて言う気はありませんよ。

 

マンガはあくまでマンガですしね。絵と文字ではちょっと趣旨が違うかなと思ってます。

 

 

 

ただし、活字なら同じく活字。

 

 

「こんな本こそが正義! 他はダメだ!」

 

 

「こんな本を読むなんて読書をナメてるのか!?」

 

 

 

これらの意見なんて、もう読書を穢してるんじゃないかと思えてしまう今日この頃。

 

 

 

くれぐれも勘違いしないでいただきたいのは、

 

 

あくまで「好きな本を読んでみる」。ここから入っていくのが読書を一番楽しむ方法。そもそも、読書は「おカタい本を読む」という義務でも、神聖でも崇高な物でもないということです。

 

 

 

私は中学生の時、心理学の本を読書感想文にして出したら褒められて表彰されました。

 

次の読書感想文で、ライトノベルに近いようなコメディタッチの小説を取り上げ、作風にマッチした詩的な表現やふんわりした文法を用いました。再提出食らって突き返されました。

 

 

 

なんでや!?(# ゚Д゚)

 

 

 

この、「きちんとした、いかにもな書物」でなければ読書と言わない」という風潮は、読書の幅を著しく狭め、本の面白さを大きく削いでいるんじゃないかと私は見ています。

 

 

例えば普通はビジネス書や孫子兵法。例外として歴史なら戦国時代と三国志。これ以外の本がゴミ同然と言われる世界になったとします。

 

こうなると、幸運にもこれらにドハマりした人にしか、読書を楽しむ特権は与えられません。でもそれじゃ違うんです。

 

 

 

個人的にはね、幕末だろうがラノベだろうが、腐女子御用達のBL小説なんかも、読めば読書のうちだと思います。

 

そうやって活字に慣れ親しむことで、最終的にいろんな本に手を出す人が出てくるんです。

 

 

まあ、あれだ。おっさんщ(゚Д゚щ)カモーン

 

 

 

読書という趣味への玄関が狭くなると、

 

自分たちは「本を読んでいる」というだけで

 

特別に偉くなった気になれるよね! やったね!


 

 

 

 

………………本気で自重しないのが焦げまんじゅうクオリティ←

 

 

 

 

とにかく、「風潮通りに堅苦しい本を読むだけが読書ではない」「活字に慣れてからいろんな本に手を出すことで、読書の世界は広がっていく」ということをご理解いただけると嬉しい限り。

 

 

変に難しく構えず気楽に、気になった本から手を出していきましょう!

 

 

 

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長くなったからまとめるぞい

 

 

 

とにかく、読書ってのは難しいものではなく、他の趣味と同じです。楽しんだもの勝ちなのです。

 

 

そのためには

 

・あなたの感じたことがあなたの正義

 

・研究するよりまずは感じろ!

 

・入れそうな入り口から入ってみよう!

 

 

と、この三点を胸に、まずは手軽そうな本から手を出してみませんか? ハマればなんだか楽しくなること請け負いです!

 

 

 


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