エニアグラムタイプ9の特徴「平和主義者」
エニアグラムのタイプ9は、のほほんとした平和主義者。穏やかなのんびり屋の方が多く、いわゆる「癒し系」の人はこのタイプの場合が多い……かも。
別に平穏と平和をもたらしたいとか、他人のためになどというたいそうな願いは無くても、その場にいれば自然と空気が和んでしまう歩くアロマセラピーとも言うべきタイプですね。
また、他のタイプとも簡単に混ざり合えるカメレオンタイプカメレオンタイプでもあります。集団の調和と快適な暮らしのためには、何者にもなれる器用なタイプです。
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控えめなのんびり屋
タイプ9は控えめで自己主張少なめ、マイペースという絵に描いたような「癒し系」が、このタイプの基本です。
基本的に他人優先で、いい意味で「何者にも染まる」事が出来る稀有な存在。
妙な権力志向とは縁遠い人物で、例え対立関係にあっても人の話や主張をしっかりと聞き入って、一緒に何が必要かを真剣に考えてあげられる包容力と優しさを持っています。
一方思慮深くありながらも直感タイプであり、以外にものほほんとした裏で何かに精力的に取り組んでいることも……
とはいえ、基本的に何もない穏やかな時間を愛するタイプ。一人でボケーっとしてる時間がもっとも安らいでいる時も多く、快適こそがタイプ9にとってもっとも大事な要素になります。逆を言えば、その時間が無くなると豹変することも……。
何かに情熱を感じることも多いですが基本は良くも悪くものんびりが好きなタイプなので、ベタベタした人間関係や絶対の義務、特に急ぎでなければならない物は嫌いなわけですね。
何より居心地重視
このタイプが極端に自己主張や激しい対立を避ける理由としては、居心地の良さを求めているというものが一番に挙げられます。
例えば何も考えずにぐーっすり寝付いたりとか、おいしい物を食べてほっこりしたいとか、そんなささやかな幸せがあれば満足という人が多いです。
そのためには、お互いいがみ合って潰し合ったり、せわしなく即決即断を求められたりといった要素を煩わしく思うわけですね。
こんな対立やせわしなさから身を守るため、このタイプは自分を出そうとしませんし作ろうともしません。
人に合わせることで、争いを避けよう。この姿勢が、タイプ9の基本方針になるわけですね。
そのために優柔不断だったり、まったく別のタイプに成り代わってみたり……とにかくその場の平穏無事な生活のために何もしなかったりなんでもしたりするのです。
が、一方で自分が「これだけは譲れない」という部分も強く持っており、この最低限の聖域を侵すような輩がいれば、タイプ9は突如として豹変します。
基本的に自身の求めている最低限の快適さを奪おうという人間に対しては人が変わったように意固地で聞く耳持たなくなり、普段言わないような非難の言葉をぶつけることも。
例えばどうしてもと決断を迫られたときには自分の殻にこもって意固地になったり、迫られて仕方なくした決断にいちいちケチをつける
とにかく、このタイプにとって「安穏」は何よりも大事なことです。それを侵されるという事は、自身のアイデンティティを見失うということ。こうなれば、思考停止するか、しがみつくか、戦うか……この3択しか採れる方法はなくなってしまうというわけですね。
あと、自信が持てないからタイプ4やタイプ5辺りともども、いじめの標的になりやすくもあるな。
特にこのタイプは面倒を避けるあまり、「もう自分が悪いでいいよ」と諦めてしまいがちだ。
こうやってバカどもが調子づいてくると状況はもっと悪化するから、戦うにしろ逃げるにしろ、しっかり行動は起こしたほうがいいだろうな
特にこのタイプは面倒を避けるあまり、「もう自分が悪いでいいよ」と諦めてしまいがちだ。
こうやってバカどもが調子づいてくると状況はもっと悪化するから、戦うにしろ逃げるにしろ、しっかり行動は起こしたほうがいいだろうな
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仕事のスタイル
タイプ9は他人に多くを求めないタイプのため、安穏さえ脅かさなければ割と高い満足を感じやすいです。
そのため、他タイプと比べて辛抱強い傾向があり、また真面目な性格の人も多いです。また、自分に自信がない事も多いので、褒められて自身をつけると一気に伸びる可能性も……
また、意外と器用でなんでもこなせる人が多いのもタイプ9の魅力。おとなしい外見とは裏腹になんでも標準以上にこなせる、いわゆるジェネラリストも全体で見ると結構多かったり。
調子がいいときはポジティブな一面をしっかりと見据え、多くの人の意見を聞き入れる度量を見せつけることもあり、特によい環境に身を置けば案外リーダー格としてやっていけます。
ただし、リーダーとして機能する際はしっかりとした決断、目標や戦略の制定をできる参謀を側近につけること。
タイプ9にとって一番苦手なことは、何事においても決断すること。
ほんわかした楽観主義者が多いタイプで、目標が定まればふわっと周囲を押し上げていくことができますが、そもそも目標を決める事と、そのための問題提起はこのタイプにとってはまさに鬼門。
どちらかと言えば有能なムードメーカーとして職場に置かれると真価を発揮しやすいタイプなので、間違っても独立独歩や競争が求められたり、何かとせわしない職場には入らないように。タイプ9にとってこういった環境は災厄以外の何でもありません。
好相性な職場
のんびりした雰囲気で、マイペースに物事に取り組める職場。下手にコロコロ変わらない安定した場所ならば尚〇
のんびりした雰囲気で、マイペースに物事に取り組める職場。下手にコロコロ変わらない安定した場所ならば尚〇
相性の悪い職場
競争主義。基本的にスピード勝負や高度な適応力が求められる場所はダメ。またギスギスしている場所も、無駄に攻撃的な輩が多いので注意。
競争主義。基本的にスピード勝負や高度な適応力が求められる場所はダメ。またギスギスしている場所も、無駄に攻撃的な輩が多いので注意。
家族とのつながり
自分が家族という大きなパズルの1ピースであるという感じがして、あくまでたかだか1ピースらしく波風立たないようにふるまいます。
例えば家族への要求は控えめで、逆に家族の要求には可能な限り応えようと尽力することが多く、その過程で自分の気持ちがすっぽり抜け落ちてしまうのがこのタイプのよくあるパターンですね。
ここで家族がいい気になっていろんな要求をしたり本人の意向を無視するようになると、今度はどんどん自分がなくなっていき、やがて感情や意志すらもなくして人の形をした機械に成り果ててしまう事も……
また、意外と脳内ファンタジーなのがこのタイプ。
特に苦痛や怒りといったマイナス感情を感じると脳内のファンタジー世界に逃げ込みがちで、こうやって気を紛らわすことでマイナス感情や葛藤に蓋をしてしまうのです。
こうして苦痛が溜まれば溜まるほどにタイプ9は自我がなくなり、最終的に誰も得しない人畜無害に成り果ててしまうのです。
こうならないためには……まあ要するに、信用できる人にくらいは自己主張するほうがいいという事ですね。
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恋愛において
恋愛においても、ゆったりとしたマイペースさは相変わらず。
一緒に美味しい物を食べに行くだとかただ単に部屋で二人してボケーっとしているだとか……そんな感じのささやかな幸福を求める傾向があります。
また、意外とファンタジー脳も絶好調であり、意外と夢見がちな一面も。案外ロマンチストの気もあるようで、自分たちの恋人像を理想化する傾向も強いようですね。
そんなタイプ9は、相手から見ると穏やかな人となり。安定感と包容力があり、「この人なら味方してくれる」と思われていることも多いでしょう。とにかく、自分も相手も心地よく。これが信条なため、自分の快適さはもちろん、相手にも快適にいてもらおうとペースを相手に合わせようとするわけですね。
反面、この快適さを求める姿勢は優柔不断にもつながる事が。物事を引き延ばしたり、なかなか重い腰を上げようとしない姿勢は、場合によっては頼りなく見えることもあります。また、内向的で自分を出さないため本音がわからないと思われる事もあるかもしれません。
この「頼りなさ」は相手のタイプや置かれた状況によってはイライラポイントになることもあり、詰め寄られて殻にこもってしまった結果相手がよりいら立ちを強めるという悪循環につながることも……。
とにかく、相手とは対等で気楽な関係であることが一番望ましいです。そのためには、しっかりと自分の気持ちを言葉にすること。そして少しは積極的に動いてみること。
自分の気持ちも二人の問題も、じっとしていて快方に向かうケースは多くありません。せっかくの恋人ならば、二人で手を取り合って、しっかり問題に取り組んでいきましょう。
当然、自分の気持ちを無視して相手に完全に合わせるのも対等とは言えません。
さて、恋愛云々と言っても、やはり自己表現にも練習がつきもの。
まずは顔を合わせない気楽な付き合いから始め、しっかり自分の気持ちを表に出してみるのもよいでしょう。
まあ、これもひとつの積極性の練習という事で、一つ始めてみてはいかがでしょう?
まずは顔を合わせない気楽な付き合いから始め、しっかり自分の気持ちを表に出してみるのもよいでしょう。
まあ、これもひとつの積極性の練習という事で、一つ始めてみてはいかがでしょう?