エニアグラムタイプ8:ウイングは7と9!

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エニアグラムタイプ8:ウイングは7と9!

 

 

 

エニアグラムのタイプ8は、その強烈なカリスマ性と自信、そしてみなぎるパワーで他を圧倒するリーダータイプ。歴史上の大英雄あるいは暴君に、もっとも近いタイプだと言われています。

 

当然、そのウイングはどちらも確固たる意志と実行力、強烈さを持ち合わせた存在。しかしながら、好みや強烈さの出し方、普段の過ごし方などほとんどの面でほぼ真逆の性質を持つのです。

 

 

今回はタイプ8の持つ好対照なのリーダー像を、ウイングという区切りで分けてみてみましょう。

 

 

 

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タイプ8ウイング7:独立者

 

 

もっとも、強烈でわかりやすいリーダー気質、タイプ8全体の概要により近い性質を持っているのが、タイプ7のウイングを持つタイプ8です。

 

 

知性と現実的視点、そしてタフな精神にタイプ7譲りの行動力。とにかくリーダー、それも最前線で戦い続けるために存在しているような、もっともパワフルなタイプがこのタイプ8ウイング7です。

 

 

見るからに起業家タイプで、天性のリーダー気質とカリスマ性を遺憾無く発揮させればもっとも頼りになり、しかし同時に血の気の多さが欠点にもなり得る……そんなわかりやすい強烈さを持ったタイプですね。

 

 

 

偏屈だけど頼りになる親父タイプってやつだな。攻撃性が暴走するといろいろ大変な事にもなりかねんが、同時に0からものを作り上げるパワーと全部任せても問題ないほどの独立心、そして仲間を引っ張るリーダーシップを発揮してくれるぞ


 

 

 

健全時:時代が求めるハイパーリーダー

 

 

タイプ8は人に挑み、打ち勝つことが大好き。特にウイング7は外向的な性格と人に影響を与えたいという欲求が合わさるため、これがより強く出ます。

 

要するに……わかりやすいリーダータイプで、「ボス」とか「ドン」とか呼びたくなるような強烈さと力強さを持っているのがウイング7、というわけですね。

 

 

頭が良く、描くヴィジョンはわかりやすく明確。楽しさをもっとも大事にするタイプ7ウイング8と違って物事を達成すること自体に主眼を置くため、粘り強く人から独立しています。

 

特に困難とされていることや周りがあきらめてしまった事、安全志向の人間がリスクの高さを指摘するようなことは大好き。自分の実力を世間に証明するチャンスとばかりに、メラメラ闘志を燃え上がらせることでしょう。

 

 

また独立心や起業家精神もトップクラスに高く、ある程度以上独自裁量が認められた環境で動くとより力を発揮します。

 

特に自分がリーダーとして動くケースでは……健全なこのタイプほど心強い存在もないのではないでしょうか。

 

 

 

 

通常時:リスク・オブ・マイライフ

 

 

 

すさまじいまでのリーダー適性を持つと同時に、「強くありたい」という願望や負けん気も秘めているのがこのタイプ。健全さを損なえば損なうほど、強い自分を誇示しようとと躍起になる場面も多くなってきます。

 

進んで未開の地を冒険したり大きなリスクを引き受け、壮大で途方もない目標や夢に向かって計画を立て、日夜突き進みます。

 

また、協力者とのかかわりもタイプ8ウイング7には必須と言える要素。話好きで自信満々に人と接し、有能で部下になりそうな人がいたら気前の良さと少し誇張した自分の可能性を説いて、その人を引き入れようとするのです。

 

 

反面競争心が強く、実用的で現実味のある手段を確立する一方で、人に媚びず弱点を研究するなど手強い敵として周囲に立ちふさがることも。

 

 

また、感情的になりやすい性格と「負けは悪」という価値観からとにかく譲歩せず、降参することがほとんどありません。敵に対しては攻撃的で、無慈悲、そして良くも悪くもあきらめないのがこのタイプの特徴なのです。

 

 

 

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タイプ8ウイング9:クマさん

 

 

 

タイプ8ウイング9はウイング7の冒険心や好戦性という「攻め」の姿勢とは対照的に、仲間や身内を守る親分肌なリーダーシップを発揮する「守り」のウイングになります。
タイプ9がウイングに加わることでわかりやすい攻撃性やチャレンジ精神は鳴りを潜め、非常に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 

 

力、自信、決断力はそのまま。しかし同時にリラックスしきって地に足がついており、人の気持ちを高ぶらせるのではなく落ち着かせることでリーダーの座に立つようなタイプなのです。

 

 

 

ウイング7はガツガツした感じを表に出さない人物が多い。それでも独立心や我の強さはしっかり持ってるから、自然な形でではあるがリーダーになることは多い


 

 

 

健全時:キレッキレの「昼行燈」

 

 

 

パッと見た感じのこのタイプは、静かでのんびりしたようなイメージすら抱くことがあるでしょう。

 

基本的にタイプ8ウイング7に比べて堅実な積み重ねを大事にし、目に見えて挑戦的でもなく他人に対する好戦性もさほど持ち合わせていないのが特徴。

 

基本的に心暖かで、人に縄をかけて引っ張るよりも下から支えるような役回りを得意としています。

 

 

恐らくその姿からは、ウイング7のようなあからさまな「やり手」のイメージは抱きづらいでしょう。

 

 

しかし、そこはやはりタイプ8。しっかりとした自我や目標、決断力はしっかりと持ち合わせています。

 

そして何より、ウイング7の強烈さとは違う「本能で感じ取る」タイプの強さや威圧感で人を圧倒。人を安心させて落ち着かせる反面、自分のペースを非常に大事にします。

 

一見そうでもないように見えて気が強い、優しいけど芯の強いリーダー。これが、タイプ8ウイング9の姿と言えるでしょう。

 

 

 

 

通常時:二面性を持った戦略家

 

 

 

タイプ8ウイング9は、基本的に大人しくて優しいといえどもやはりタイプ8。頭脳の明晰さゆえ弱肉強食のルールを熟知しており、それゆえ敗北者としてすべて根こそぎ失うことを恐れています。

 

その結果、時にまったく噛み合わない二面性を生み出し、食われないための強い自分が表に出ることがあります。

 

例えば過程では非常に愛情深いのに仕事では攻撃的で厳しかったり、普段はおとなしいのにスイッチが入ると狂暴で手が付けられなくなる……といった具合ですね。

 

 

ウイング9はあからさまなリーダーシップを発揮するウイング7と違って表に出ることは少ないですが、タイプ8らしくその場の主導権を握りたがります。そのため、温和な反面裏で状況をコントロールしようと考えるのです。

 

 

基本的にしゃべりはゆっくりで穏やかな印象がありますが……このタイプは用心深く、やはり内面人を信用しきれないことも少なくはありません。

 

そのためにあえて昼行燈を演じてナメられてみたり、身振り手振りをつぶさに観察していたりと、やはりどこかで人を警戒しているのです。

 

 

基本的に無害で優しいリーダーですが、一度怒りをあらわにすると、すべてをぶち壊して徹底的に対決する姿勢をみせ、それが収まったら人が変わったようにいつもの大人しい雰囲気に戻る。

 

そんな二面性を、このタイプは秘めているのです。


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