タイプ3 他タイプとの付き合い方 前編
成功に向けて合理的に、もっとも好印象を与える道を選ぶことに長けたタイプ3。
しかし、世の人が必ずしも社会的成功を望んでいるとは限らず、中にはそれらを「どうでもいい」と切り捨ててしまう人もいます。
自身の目標達成に向けての近道を通っていると、特に正しいと思って非効率な道を歩んだり、世評を気にしないマイペースな人たちとは非常に大きな軋轢が生まれるかもしれません。
自身のヴィジョンがどこまで理解され、そしてあなた自身も相手にペースをどこまで合わせられるか……ここがタイプ3にとっての分かれ目になるでしょう。
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対タイプ1
冷静に物事を俯瞰でき、合理的という共通点を持っている組み合わせ。しかし、タイプ3は結果を意識する一方、タイプ1はプロセス重視という違いがあります。
あなたは目標を掲げてそれに向けての最短ルートを算出しますが、タイプ1は実行する途中途中での肉付けや地に足の着いた堅実さでその道をより確実なものにしていってくれることでしょう。
噛み合えば強い組み合わせのひとつですね。
ただし方向性が違うという事は、それだけ両者の軋轢も大きくなってきます。
タイプ1は道徳的で現実主義な過程を歩むことを望みますが、時にそれらに捉われて「こうあるべきだ」と強く主張してくることも。
恐らく彼らの言い分はあなたの掲げる結果主義と相容れず、お互いが反目し合うという最悪のケースも。
またうまく行っていても、「生産的でないと落ち着かない」という特性上、お互い息抜きを忘れがちになる点にも要注意。
繰り返しになりますが、タイプ1は思った以上に過程や道徳性を含めたクオリティを大事にします。ここは覚えておくとよいでしょう。
過程や綺麗事ばかりだとやる気がないように感じられるかもしれませんが、彼らはそこに真剣なのです。しっかりと理解し、感謝を忘れないように。
何だかんだ良くないとダメという思いの強い組み合わせなので、特に日頃思いの丈を話してリラックスできる場所をきちんとつくってあげることも大切です。
対タイプ2
人の目が気になる組み合わせ。双方社交的で快活な印象を与えるため、周囲からはキラキラして見えるのではないでしょうか。
タイプ2は思いやりが強く人を支えるサポートタイプなので、あなたが目標を以って進んでいると自然と助け、支えてくれます。
特にタイプ2は人から感謝されたり誇りに思われると俄然やる気になりやすいので、大事にすればするほど心強い味方になってくれますよ。
しかし、逆にあなたからの感謝や思い次第では、タイプ2は大きく不満を溜め込むことでしょう。要するに、「利用されている」と感じやすいわけですね。
これで離れていってくれると、あなたからすると役立ってくれたただの協力者で終わるのかもしれませんが……そうは行かないのがこのタイプ。感情的、情緒的なタイプなので、「こんなに助けてあげたのに」と詰め寄ってくることも。
特に目標達成を中心に考えがちなあなたですが……世の中にはプライベートでのつながりを大事にしたい人もいることは知っておいて損はありません。
嫌かもしれませんが、たまに自分の思いや欲求をしるために自分を見つめなおしてみましょう。そして、そういった気持ちは相手に素直に表現すること。
特に相手からの協力を「当然」などと思うのは御法度です。
タイプ2とうまく付き合うカギは「共感」。素直に相手を求め、それにしっかりと感謝する。これが大事な要素になります。
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対タイプ3
似た者同士で切磋琢磨し合う仲。同じ目標を掲げて進むことができれば、特に強力なパートナーになってくれることでしょう。
当然、プライベートでも他の人より優れた関係でいようと努力し、お互い誇りに思えるような関係になろうと努力していくこともできるのです。
まさに、お互いがお互いの能力や良さを活かし合い、周囲をどんどん持ち上げていく。そんな関係を築く可能性も大いになります。
……が、逆にこじれてくると、双方良き同胞から戦うべきライバルに変わっていくことも。
下手をすると、相手と共に過ごす時間が無駄なもののように思え、健全度次第では「こうやって一緒にいることで足を引っ張ろうとするのか」と言う思いに変わっていく可能性もあり得ます。
とまあ過程はどうあれ、最終的に行きつくのはお互いの疎遠でしょう。感情的に潰し合うようなことは滅多にしませんが、お互い自分の本心もわからぬまま静かに関係が終わっていくのです。
上手く行くためのキーワードは「今」と「等身大」。良くも悪くも理想と未来に目を向けやすいのがタイプ3の特徴ですが……如何せん似た者同士の集まりになると、こういった特徴は悪さすることも少なくないのです。
お互いの実情や現在の気持ちにもしっかり目を向け、等身大の付き合いができるようにしましょう。
今を充実するためにしっかりお互い話し合い、時には仕事や使命を離れて一緒に過ごす時間をとるのも大事です。
対タイプ4
ビジネスパートナーとしては、非常にハイクオリティな物を生み出す可能性を多分に秘めた組み合わせ。
タイプ4は非常に洗練された美的感覚を持っており、タイプ3がそれを実際の形にしていく……という一種の補完関係が、両者の間で生まれます。
情熱的なエネルギーも大きく持ち合わせているので、創造のタイプ4、実現化のタイプ3といった感じで、タイプ4のアイデアはあなたの手によって次々と現実のものになっていくのです。
しかし、両者とも「相手の関心を得ることが大事」と考えている部分が災いし、相手とライバル関係になってしまうことも。
タイプ4にとってあなたはかなり大きな救いになるのですが、そのせいで距離感が自身の思っている以上に詰まってしまう事も少なくありません。一方のタイプ4も親密になりたいのに離れられては不満を溜め込んでいきます。
こうして両者の間に溝ができ、それが大きくなればなるほど、相手を尊重できなくなり、最後には軽蔑し合うようになってしまうのです。
「自分の価値を認めさせてやる」という思いが強ければ強いほど、関係は拗れていきます。そのため、双方「ありのまま」をしっかりと出し、また相手のそれもしっかりと受け入れることが良い関係の秘訣になります。
先に先にと進もうとしているタイプ3のペースに合わせられない人も少なくなく、タイプ4もその1つです。時には未来や先から目を離し、今を大切にしましょう。
相手と心を通わせれば、自然と関係はよくなるはず。
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