INTPの性格:割と社交的で突拍子のない変人枠

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INTPの性格:割と社交的で突拍子のない変人枠

 

 

16personalitiesでは、論理学者と呼ばれているタイプですね。

 

サジェストでなぜか「性格悪い」とセットで語られていますが……まあ、おおよそISTPともどもそれなりに話せる割に実は我が強い一面、そしてNe使いゆえの突拍子のなさから、理解する気のない薄情者によってそう評されたのが評判の出所でしょう。

 

 

 

 

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心理機能

 

主機能

補助機能

第3機能 劣等機能
Ti Ne S Fe

 

 

 

INTPの主機能は内向的思考。これは我流や独自哲学を重視するような判断をする機能で、INTPに属する人たちは、まずもって常識や絶対のルールというものを「ただ常識だから」という理由だけで守ることにはいい感情を持っていないでしょう。

 

要するに、かなり我が強いというわけですね。

 

 

が、外向的機能としてINTPが備えているのは、直感機能と感情機能。直感はともかく、感情機能は、外に向けば「人と接する」という点に特化した機能です。

 

INTPの感情機能は劣等なので完璧な使いこなしはかなり難しいですが、それでも対人スキルが皆無なわけではありません。他者からは我の強さはあまりよく見えず、善良な人と見られることもあるでしょう。

 

 

さて、一方で、もう一つの外向機能は直感機能。この機能は無限に想像力を働かせて連想ゲーム的に手札や可能性を広げるもので、主機能Tiによってかなり理論的にものを考えるものの、他者からすると少々ブッ飛んだ印象を与えることもあるでしょう。

 

INTPはそんなブッ飛んだ外向直感機能を使って手札を増やし、メイン機能の内向的思考で独自の方法や枠組み、哲学を組み上げていくのです。

 

もっとも、思考的な部分は他者から見えない内向的機能なので、考え事をしていても他人からは「何も考えず怠けている」と勘違いされるケースも多々ありますが……

 

 

 

 

性格:思考活動特化の昼行灯

 

 

それっぽいキーワード

 

理論派 哲学 分析 自己流 自由

 

 

INTPはしばしば理論家だとか分析家だと言われていますが、実際にその通りな人物と言ってもよいでしょう。

 

思考が内向きで外に対して直感を使うという組み合わせは、特に思考活動においては最強と言ってもいい組み合わせであり、INTPは実にさまざまな事を思いつき、ひらめきます。

 

 

メインで使っている思考機能が内向きに隠れているため、パッと見でそこまで頭がいいように見えないかもしれません。ましてや外向的直観は突拍子のなさや手札を一つに絞れない優柔不断さも併せ持っており、そういった意味では、表面上しか見れない輩にはバカと思われることもあるかもしれません。

 

ぶっちゃけ、第一印象はそこまで濃くもクレバーでもなく、割とその辺の人に混じって取り柄のない善良な人のようにも見える事すらあります。

 

 

が、その中身は全タイプでもトップクラスで濃く、頭の回転もかなりのもの。あと、マイペースで言われるほど情に厚い方ではありません

 

迎合しているようで実はかなりの自律タイプ、おまけによくわからないけど凄そうな哲学を自分の中に多く内包しており、変だけどその分実はキャラが濃い。良くも悪くも癖のない第一印象と比べて妙にディープで自我の強いタイプなので、その辺が「性格悪い」と勝手に噂される要因なのでしょうね。

 

 

また、このINTPはちょっとした欠点や矛盾点を見つけるのが得意なタイプでもあり、一度妙な点に気付くと気になって仕方のないという人物も多いです。

 

まあそれを活かして重箱の隅をつつきまわすかどうかはその人の良心次第ですが……なんにしても、討論の場におけるデマカセや後付けの理論はあまり通用しないと思ってよいでしょう。

 

 

何にせよ、疑り深さに定評のあるNT型の中でも特にアンテナが鋭く、突拍子のなさとは裏腹によく考えているタイプと言えるでしょう。

 

 

 

INTJと混同されることも多いタイプだが、あっちとの一番の違いは、「何をもって性格が悪いと言われるか」だと思うぞ。

 

向こうは第一印象から「性格悪い」。対してINTPは第一印象を覆された結果「性格悪い」と言われることが多い


 

 

 

一筋縄ではいかない脱線のプロ

 

 

 

とまあ、中身が完全自律人間で哲学者という相当に濃いタイプですが、先述の通り第一印象はそこまで癖の強い印象を与えません。社交的なおしゃべり向きの機能が強くないので、むしろ引っ込み思案で弱腰にすら見えるかもしれません。

 

ぶっちゃけ妙なところで変わり者なのでなんとなくいじめの対象にすらされやすい側面もあるのですが……ムキになって突っかかるでもなく普通にやり過ごし、それどころか達観したようにケロッとしてる人すらいるでしょう。

 

とまあそんなタイプで他人の意見にも本気で突っかかっていくこともそんなにないため、毒にも薬にもならない人というポジションに落ち着くことが多いと思われます。

 

薄くかかわっていくとすれば、少々話が脇道に逸れやすい事(別名:脱線のプロ)と、たまに細かい指摘が飛んでくることくらいしか引っかかる部分はないかと思われます。

 

 

が、独自性重視のTiメインというのは、何度も言いますが特に気が強いタイプです。自分が信じていることや能力が認められなくなると、善良な人の殻を脱ぎ去って途端に我の強さが前に出ます。

 

特に不満が爆発すると、何にでも突っかかるような人物に豹変してしまうかもしれません。

 

 

また、ISTP同様に、INTPも感情機能が遠いタイプ。元来の理論主義思想や可能性志向、我の強さばかりが鍛えられて第三機能以降がおろそかになると、以下の欠点を抱えることも……

 

 

・理論至上主義に傾き、物事のすべてを「理論的かどうか」でしか判断しなくなる

 

・周囲への影響を深く考えられず、不謹慎ジョークや塩対応で悪評を買い、面倒なことになる

 

・実際面の視点が欠け、健康や生活面など目の前が見えなくなる

 

 

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総評:人生哲学ガチ勢

 

 

 

INTPは人といることも言うほど苦にしませんが、それでも基本はひとりで自分の考え方や価値観をこねまわすとビックリな答えにたどり着くようなタイプですね。

 

正直に言って、INTPほど「頭を使うために生まれてきた」というタイプもないでしょう。

 

 

が、やはり理論性や理屈にあまりに偏ってしまうと、いろいろと不便や面倒も生まれてきます。

 

感情機能の遠いタイプにとって一番の課題は、やはり人間関係や他人への影響の認知。どーでもいい事のように見えますが、やはり後々難癖をつけられたりしないためには案外大事な要素です。

 

個人的に結構面白そうと思ったのが、キャンプなどのグループサバイバル。まあ、当人にとっては怠いだけかもしれませんが……否が応にも仲間と一緒に不便を乗り切る必要性が出てきます。こういうことをやっていれば、人との関わりをどうすればいいのかが見えてくるのではないでしょうか?

 

 

あとは、しっかりと他人からのフィードバックを受け取ることと、選択肢を絞ってくれる相棒を作ること。INTPは選択肢を無限に広げるのが強みで、それを自ら狭めるのは無理と思ってよいでしょう。つまり、自分の思いついた方法の中から選択するのは、人に任せるのが一番早いです。

 

無責任に見えるかもしれませんが、持ち味を削ってしまっては元も子もありません。決断力のあるパートナーがいるだけで、良くも悪くもいろいろと思いつくINTPの長所はより強く発揮されるでしょう。


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