タイプ4 他タイプとの付き合い方 前編
独自の美学を追い求めるタイプ4は、他人との付き合いでは自身の美学が相手にどこまで通用するかで吉凶が決まると言ってもよいでしょう。
自然体で安定感のある人ならば良きパートナーになれる可能性がありますが、怒りっぽくて理詰めでねじ伏せようとするタイプや常識を押し付けてくるタイプは天敵。
こういった相手ともうまく付き合わなければなりませんが……そのためにはあなた自身も相手に譲歩する必要があります。
うまく相手との折り合いをつけることを心がけましょう。
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対タイプ1
美的感覚と完璧主義の組み合わせは、上手く噛み合えばとんでもない可能性を秘めたコンビとなれるでしょう。
豊かな感性を持ちながら感情の波が激しいタイプ4と、安定感がありながら規則良識の壁を意識し過ぎるタイプ1は、相互の弱点を補い合える強みを持っています。
何よりあなたにとっては、厳格なタイプ1は心の健全化を遂げた統合先でもあり、見習う部分は多いはず。
しかし、やはり凸凹コンビだけあって、合わせるのには一苦労。自分の気持ちに正直でいたいタイプ4は、自制を大切にするタイプ1にとって我慢ならない相手に見られる可能性もあります。
結果として非常に窮屈な思いをした結果、お互いのストレスが溜まっていき、最後には爆発してすれ違い、ひどいときは怨敵として恨み合うケースも。
何だかんだ相手を気にかけているタイプ1は、もしかしたら率直な話がしづらいと感じて遠慮してしまっているかも。それが明確な心の距離となってしまう可能性も十分にあり得ます。
まずはあなたの方から、本音で話し合える場を作ってみては? あなたが本音をしっかりと言えば、関係も深まり気持ちもほぐれるのでいいことづくめです。
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対タイプ2
何だかんだで人に見ててほしいタイプ4と、何だかんだで自分の好きな人の様子を見ていたいタイプ2。性質は違えど、意外にも共通点から相性は良好です。
人と気楽にかかわっていく快活なタイプ2は、タイプ4の「人と気持ちを分かち合いたい」という欲求を叶えてくれる大きな力になってくれ、さらに自身が積極的に人に関わっていける助力をしてくれます。
対するタイプ2もタイプ4から自身の気持ちに正直に生きる方法を学ぶため、あなた自身が相手の心の健全化に一役買う事が出来るのです。
プライベートでは当然のことながら、仕事でもお互いの気遣いや雰囲気で空気を暖かくしていく力を持っています。
一方、不健全になればお互い特別な相手に依存するという傾向が。
お互い「自分の方が愛されたい」と思うようになり、嫉妬心や競争心からどんどん妙な間柄になる恐れがあります。結果、お互いいがみ合って喧嘩しながらも離れることができないという、非常に厄介な関係になってしまう事も。
タイプ2はあえて明るく振舞って素敵な自分を演出するのでわかりにくいかもしれませんが……シグナルとしてはあなた自身の、「誰からも好かれている」タイプ2への嫉妬心がわかりやすいでしょう。
あなた自身の、「あるがままの自分を大切に」という思いが、こういった衝突を減らす大事なポイントになります。あなた自身もこういった気持ちを大切にしつつ、相手にもそうあるように導いていきましょう。
また、特別な相手を求めるのでなく、日常の幸せに目を向けることも忘れずに。感情的になりやすい組み合わせなので、客観的で冷静な視点は大事にしましょう。
対タイプ3
こちらは補完関係も出来上がっているので日常でも良いですが……どちらかというとビジネス向けの組み合わせですね。
タイプ4が独創性と想像力を活かして何かを思いつき、タイプ3が合理的視点と筋道を立てる力によって実現化していく。ちょっとやそっとの不可能ならば充分可能なレベルにしてしまうポテンシャルを秘めています。
一方でタイプ3は対人、仕事においては常に良くあろうとし、実際にそう周囲に見せる力を持っています。そのため、あなたの「自分はまだ何かが足りないのでは」という不安が触発される原因になるかもしれません。
また、タイプ3は自分の目的があり、そのために人がいるという考えの持ち主も多いのが特徴。親密さをあまり重視しないため、もしかしたら距離が近くて息苦しく思っているかもしれませんね。
お互い勝手に理想を抱いて勝手に幻滅の無限ループに入っていくと、なかなかスパイラルは止まりません。
お互い理想像でなく現状の相手に目を向け、それに感謝する。これが良い関係を築く1番のポイントですね。理想イメージの投影は基本的に幻滅の元になるので、冷静に相手の事を見る目も必要でしょう。
お互い傷つきやすいので、弱点の集中攻撃も御法度。
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対タイプ4
同タイプですが個性派のため、趣味の合うかどうかで相性も変わってきます。
もしも波長が合う事が出来れば、お互いのアンテナが激しく感応し合い、関係は大きく深まるでしょう。
お互いがお互いをしっかりと見つめ合い、正直に情熱的に関係を深めていく様は、恐らくあなた自身のロマンスを求める感情を激しく刺激してくれるでしょう。
お互いの個性と目指すものを尊重し合い、プライベートも仕事も問わず、洗練された感覚や感性をもっとも活かせる組み合わせになり得ます。
しかし、感情的で依存傾向のある組み合わせゆえ、すれ違うと少し面倒な状況になってしまう事も。
理想の相手を見つけたいという願いから相手へのハードルが高く過大な相手の人物像を描くこともあり、その想像通りの相手でなければ幻滅してしまい、失望して気持ちがふさがっていくのです。
あるいは上手く行ったとしても、「自分の方がつらい」という不幸比べになってしまったり、気分が沈んだ波で相手を罵ったり、軽蔑したり、興味が消え失せたり。
向かう先は色々とありますが、とにかく簡単にどうにかできるものではないのは間違いないですね。
とにかく、良い時と悪い時の落差が2人の課題になります。感情に溺れていくのではなく、しっかりとセーブできるようになるのが健全に仲良くなる近道ですね。
いきなり抑えろと言われても無理ですから、まずは客観的に物事を見るようにして心の余裕を育てましょう。
また、なまじ想像力が高いために相手の等身大を見失い、昔の思い出や膨らんでいった理想像に囚われてしまう事も。
「今、ここ、等身大」。きっちり唱えて、しっかり意識するとよいでしょう。