エニアグラムタイプ2 「優しさ振りまく愛の人」

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エニアグラムタイプ2の特徴 「愛の人」

エニアグラム タイプ2 奉仕 やさしさ プライド 慈愛 保護

 

 

 

タイプ2は、献身の人……というか、保護する人というイメージが真っ先に思い浮かびます。

 

代表的人物の中にマザー・テレサがいると言えば、だいたいの人はどんなタイプか想像するのも容易なのではないでしょうか?

 

 

 

タイプ2は「人の助けになりたい」という考えを原理に行動することが多く、自分の事は総じて後回しにしがちです。

 

 

 

 

 

「相手の気持ち主体」の考え方

 

 

 

タイプ2の人はルールや秩序、信念といった堅苦しい物ではなく、シンプルに「人の役に立ちたい」という願望のもと、人の気持ちを最優先した動きを見せます。

 

これは、「人と人とのつながり」を重要視した価値観から、「助けてくれる人」というポジションに立って人の輪に入り込もうとする願望からくるもので、下心のない自然な姿勢で、困っている人に対して手を差し伸べます。

 

 

サービス精神にかけては全タイプ中随一で、相手を喜ばせる手法や仲間の能力を開花、発揮させるサポーターとしての振る舞いにこそ真価があります

 

 

特に野心家タイプと手を組んだ時の爆発力は圧倒的で、上手く噛み合った場合には、どんな困難にも敢然と立ち向かうようになることでしょう。

 

 

 

反面、自分の事にはあまり意識がいかず、ついつい他人を優先しがちです。そのため、気付いたときには疲れがたまって、いつもの献身的なスタイルとはかけ離れたマイナス面が顔を出すことも……。

 

また、人を助けようと思い過ぎるあまり他人の領域に入り込み過ぎることもあるので、そこにも注意が必要です。

 

あんまり入れ込み過ぎると、相手に依存されて疲れ果てるのも時間の問題。また、タイプやさしさレベルによっては厚意に対して嫌悪感や仇で返されることも……

 

 

何にせよ、やりすぎは逆に人間関係悪化を招くという事ですね。

 

 

 

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役に立ちたいという願望

 

 

 

 

タイプ2は、常に「人間関係」を至上とした考え方を抱いています。そのため、自分の中にある人間関係を壊すものは悪。ちょっとした願望やこだわりもすべて自分の中から排除しようとします。

 

早い話が、どれほど無私の奉仕を続けても自分の事を「わがままなダメ人間だ」と思い込んでしまうところがあるわけですね。

 

 

ダメ人間な自分でも人とつながっていたい。そんな思いから、人助けや役に立つことに固執し続けるのです。

 

そんな人物だからこそ、助けた相手からの「頼りにしている」という感情を糧に人助けを繰り返すことができるというのが、タイプ2の人の本質と言ってもいいでしょう。

 

 

 

さて、役に立ちたい一心から人助けを続けるタイプ2ですが、周囲に認められたいという承認欲求が強いからこそ、ドツボにはまりやすい一面も持っています。

 

 

それが、感謝されなきゃ壊れていくというもの。

 

 

このタイプの優しさは野心や裏のあるものではないですが、真心の中には承認欲求も含まれています。

 

人間関係を大事にし、その人間の環の中にはいりたいからこそ、仲間外れになるようなことが許されないわけですね。

 

 

 

何かをしてあげても「当然じゃん」とか「お前が嫌いだから感謝とかするわけないじゃん」とか「せっかくだからこいつを利用して使い潰してやろう」とか……とにかくこういった恩知らずな人間や態度に対しては、特に怒りを感じやすいです。

 

 

こうして周辺の自分本位、排他的思考などに触れてしまうと、最終的には隠れていた自己欲求がゆがんだ形で出てくることもあり、タイプ8のような強引さや恩着せがましさが顔を見せ始めることも……

 

 

このタイプの人は、とにかく自分と他人の間にしっかりとした境界線を引くことが重要になるのです。

 

人助けと公平無私な態度は実に素晴らしいものですが、無理をしてまで続けると、かえって人が離れていきます。たまには願望を言ってみたり、相手の「ありがとう」を謙遜せずに素直に受け取ったり、すこーしだけ自分の感情に素直になってみましょう。

 

常に下手に出るより、そちらの方が好ましく見られる場合も多いです。

 

 

 

 

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仕事のスタイル

 

 

 

人間関係第一のタイプ2にとって、職場の人間関係は死活問題と言えるでしょう。

 

和気藹々とした、人と接することの多い職場では、まさにサポート役や、接客関連でのプロとして多くの人を盛り立てる力を秘めています。

 

 

人を励まし、場を盛り立て、明るくするムードメーカーの気質あり! こういった「役に立ちたい」という願望から生まれた長所を生かすことが、このタイプに最も合った働き方と言えるでしょう。

 

 

 

反面、感謝が得られない、誰のためにやっているのかわからない仕事は相性が悪いです。例えば機械作業だとか裏方でのシフト管理だとか……こういう、人の反応が見えない職業がそれですね。

 

また、人間関係がギスギスしていて讒言や陰口が飛び交い派閥争いのあるような職場もNG。ある意味人格の悪さが求められることも多いので、それらも避けるのがよいでしょう。

 

 

好相性な職場

 

人情味のある暖かい職場。人にものを教えるのも吉。

 

 

 

相性の悪い職場

 

感謝されない裏方の仕事や、性格が悪い奴が出世するような職場環境。

 

 

 

 

家族とのつながり

 

 

 

幼いころから周囲を気にかけ、よく人の面倒を見るのがこのタイプ。簡単に言えば、お母さんタイプがこの人たちですね。

 

 

このタイプに必要な物は父性。人を機にかけて優しくする傍ら、父親による保護を求めている節があります。

 

そんなわけで、何でも言う事を聞いてくれるいわゆる「いい子」が多いのも特徴ですね。

 

 

親のしつけを内心窮屈に感じながらも、親からいい子と言われたい一心でさらに自分を殺して手伝いなどの奉仕を繰り返します。

 

この傾向は大人になっても同じで、嫌われても献身、見捨てられても献身といったスタイルが根強く残ってしまい、ますます自分を見失う可能性も……

 

 

人は人。自分は自分。まずは自分が何をしたいのかを考えてみる癖を身に着けておくと、いいかもしれませんね。

 

 

 

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恋愛において

 

 

 

相思相愛、助け合って感動を共有できる……そんな関係が、タイプ2にとっての理想の恋愛です。

 

長所を見つけ出すことの名人でもあり、相手のために一生懸命尽くす献身的な姿勢と明るく笑顔の多い人物像は、多くの人に魅力的に映る事でしょう。

 

 

また記憶力もよく、些細な二人の会話などを思い出しては、今相手が何をしてほしいかを察する能力も秘めています。

 

 

これらはすべて、「相手に見捨てられたくない」という見捨てられ不安からくるものでもあり、「わがままを言えば愛してくれなくなる」と考えてついつい自分の心に蓋をしてしまいがちな部分も。

 

 

また、「何かしてあげないと、すぐに離れて言ってしまう」という不安から、おせっかいが行き過ぎてしまう事も……

 

 

 

大半の人が大事な人に対して抱きたくない感情は、迷惑ではなく心配です。

 

自分の気持ちにもっと正直になり、素直な気持ちを吐き出すようにしましょう。

 

 

また、恋人や配偶者に上下関係は必ずしも必要な物ではありません。献身はいいことですが、平等な関係作りと、そして自分の世話焼きが行き過ぎていないかの見極めをしっかりするのも大事なことですよ。

 

 

 

 

おっさん思うんだけどさ……

 

 

平等じゃない、ただサポートしてほしいとか、引き立ててほしいってだけの関係に愛情なんてないよな。

 

 

そういう奴らは、どーせそのうち愛想を尽かす。

 

相手を気にかけるのは素晴らしいことだけども、無心で奉仕しないと離れていくような奴らはあんたのことをどうでもいいとしか思っていないゴミだ。ほっとけ


 

 

アレコレと世話を焼きまくると、さすがに疲れてくるでしょう。たまには遠距離の異性とのお付き合いやお話もいかがでしょう?

 

とかく、人間関係の基本は平等!

 

 

ビジネスでも何でもない気楽な関係に、上限関係などあっていいはずがありません。

 

 

まあ、物は試しと言いますし……羽休めにちょっと遠くの人と顔も見えないお付き合い、してみませんか?

 

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