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併戦の計記事一覧

言葉の意味梁を偸み柱を換う早い話が骨抜き作戦です。作戦にしろ組織にしろ、何かしら骨格や基本骨子となっている、絶対に欠かせない要素がどこかにあります。それをどーでもいいような柱……つまりオンボロの使い物にならないものに変えてやれば、敵は自分から崩れてくれるでしょう。あるいは、敵の主力をまったく必要のない場所に釘付けにしとけば戦いが楽になる……という意味合いもありますね。いずれにせよ、敵が全力で戦える...

言葉の意味桑を指して槐を罵る槐(えんじゅ)の木の悪口を言って、戒めるか追い詰めるかをしたい。こんな時には槐を直接なじるのもひとつの手ですが……警告や罵倒を効果的に相手に伝えるテクニックとして、別のもの(桑)を散々に罵倒するという方法がります。例えば、職務怠慢が目立つ部下に警告を発するときに、あえてその部下が所属するチームのリーダーに対して怠慢を責める……みたいなやつですね。一見何の意味もない謎の行...

言葉の意味痴を仮るも癜せず端的に言えば、バカのふりをして相手の目をごまかすというやつです。元々は「使えない奴」という意味だった昼行灯という言葉が、現代では紆余曲折を経て今の形になってますね。人間、見たまんまの表面上しか気にしない人がほとんどです。つまり、悪党が善人と称えられることも、無能が有能な人材に成り代わることも、あるいはその逆だってできます。最近では逆にハリボテを立てた方がいい事の方が多いで...

言葉の意味屋に上げて梯子を抽る戦記の圧勝ネタによくある豪快な一本釣りですね。母屋の上に相手を上らせてから梯子を引っ込めてやれば、相手は母屋の上から下りられなくなります。要は、わかりやすく逃げ場のない囲地に追いやってしまう事で逃げ道をなくし、そのまま撃破したり降伏に追いやってしまうというわけです。一方、同盟国相手に使う場合は……あの手この手で完全に乗せてしまい、こちらのペースで進む計画から下りられな...

言葉の意味樹上に花を開かす花なんてどこにもない木の上に、まるで花が咲き誇っているように細工を施す。要するに、ハッタリですね。転じて、ありもしないものをまるでそこにあるかのように見せかける(無中生有)、少数兵力をまるで大軍であるかのように見せかける計略を指します。現代でも、使い道は多い計略ですね。スポンサーリンク要するに……借局布勢 力小勢大 鴻 漸於逵 其羽可用為儀也局を借りて勢を布けば、力小なる...

客を反して主と為す意味合いとしては、「客だったはずの人がいつの間にか主人となっている」という下剋上でも表すかのような言葉になりますね。転じて、目的をひっくり返すような陽動作戦や、主目的を隠すためにあえてその場の不利をとって敵を油断させるような作戦、はたまた同盟国間や主従間では相手国の乗っ取りをさす言葉として使われます。いずれにしても、兵法的に言えば「虚を突く」ことに特化した策の総称であり、相手の不...

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