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混戦の計記事一覧

言葉の意味釜底より薪を抽く。熱くてとても触れないような釜を手に持って移動させるには、釜が冷めるのを待つしかありません。そんな時に、釜底で燃え盛っている燃料を取り除くことで火の手は止み、後は釜が冷めるのを待つだけとなるのです。釜底抽薪の策とはここから転じて、根本をどうにかすればだいたいの問題は自然に消滅しますよという意味合いになります。シンプルイズベスト。物事は大抵、案外単純なのです。スポンサーリン...

言葉の意味水を混ぜて魚を摸る魚を捕るには、まず水をかき混ぜて鈍らせる……。例えば魚を捕る環境において、よく晴れた無風の日はあまり釣れないとされています。というのも、水が澄んで魚の視界もいいので、向こうからもこちらの様子がわかってしまうのがひとつの理由です。そこで、水の底にある泥や砂をかき混ぜて水を濁らせ、視界をふさいでしまう。こうすることで、魚もこちらの存在が認識しづらくなります。混水模魚は、そこ...

言葉の意味金蟬、殻を脱すこの計略は、セミが成虫すると抜け殻を残して飛び立つことに何かしらのひらめきを得たために生まれた計略のようですね。文面をそのまんま読み取ってみると何となく思いますが(念を押すとそういう意味じゃないけど)、金のセミとかどうやっても目立ちそうですよね。そんな金ピカのセミが、どうやったら天敵に気付かれずにその場を脱するのか。その答えは、脱皮です。抜け殻をそこに置いておくことで敵の目...

言葉の意味門を関して賊を捉える言葉の意味は実にシンプルです。門を閉ざして逃げ場を無くしてしまえば、敵に退路はありません。何も考えず相手の退路を断ってしまうのは下策ですが、圧倒的兵力差があって、かつどうしても相手を逃がしたくないならば話は別。関門捉賊の計とは、相手を包囲して完全に逃げ場をなくしてやる計略。理屈としては非常にわかりやすい反面、兵法のセオリーをあえて無視したちょっと扱いの難しい策ですね。...

言葉の意味遠きと交わり近きを攻める要するに、遠くの相手と手を組んで近くの敵を攻撃するという意味ですね。例えば誰かと同盟を結んで他の誰かと戦う時、手を組む相手はついつい目につきやすい手近な人を選びがちです。しかし、それでは戦う相手にも当然警戒されますし、その分備えもしやすいというもの。しかもこの策が生まれた当時は、領土は切り取り次第。敵国の攻撃は同盟相手との領土の奪い合いでもあったのです。遠交近攻の...

言葉の意味道を仮りて虢を伐つもうね、戦争、それも群雄割拠になると、それこそ外道な戦法が重宝されるようになるわけです。この仮道伐虢も、もはや文句のつけようがないほどの外道戦法。ズバリ、敵の領地を通る許可をもらっておきながら、許可してくれた敵国に軍を進めて準備万端の状態で裏切る。これです。要するに、敵でなく味方として接しとけば、付け入る隙もできやすいわけですね。スポンサーリンク語源・由来この計略の元ネ...

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