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攻めるは勢い。しかし、攻勢の中にもやはり取るべき策は存在します。というか、もっとも謀略くさくて見る分には面白いのがこの章。

 

攻戦の計は、攻撃するときにこそとるべき謀の数々です。

 

 

三十六計:第十三計 打草驚蛇(だそうきょうだ)

 

三十六計:第十四計 借屍還魂(しゃくしかんこん)

 

三十六計:第十五計 調虎離山(ちょうこりざん)

 

三十六計:第十六計 欲擒姑縦(よくきんこしょう)

 

三十六計 第十七計 抛磚引玉(ほうせんいんぎょく)

 

三十六計:第十八計 擒賊擒王(きんぞくきんおう)

攻戦の計記事一覧

言葉の意味草を打ちて蛇を驚かす日本語で言うところの、「藪をつついて蛇を出す」、短く言えば藪蛇ですね。この藪蛇をそのまんまの意味で理解するか、あえて逆手に取るかは解釈が別れるところですが……だいたいの意味合いは以下の3つに集約されます。1.状況がよくわからないなら、まずは偵察や小規模な攻撃で様子を見て、相手の反応を分析する2.下手なアクションは相手に策を知られて予防策をとられる元。まさに藪蛇3.見せ...

言葉の意味屍を借りて魂を還すこれだけを聞くと「蘇生術かよ!怖っ!」みたいな反応になってくるかと思われますが……実際にここでいう屍とは、古い体制や昔の偉人、保守的な常識の有効利用を指します。元々は本当にオカルティックな話から来た言葉ですが、やはり血統とか権威、そして長年上手く行ってきた偉人たちの知恵というのは、実際以上に強い影響力を持つ場合が多いです。悪く言えば、虎の威を借る狐が妙にやりにくい相手で...

言葉の意味虎を調って山を離れしむ特に攻城戦において、万全な状態での敵と正面から戦うなど下策も下策。スポーツの試合ですらアウェーな環境はなかなか苦しいものがあるのに、ルール無用何でもありの戦争において相手のホームで戦うなど、それこそ危険です。例えば人里に出没する虎を退治するとき、虎自身が地形も何もかもを知り尽くしている山まで自ら出向くのでは対処に苦労を強いられます。しかし、その虎がもし山を離れて人里...

言葉の意味擒えんと欲するならば、姑く縦つ。窮鼠猫を噛む……つまり、極端に追い詰められた相手は、なりふり構わず自爆覚悟で突っ込んできます。例えどれほど有利な状況でも、相手が開き直って死ぬ気になってしまえば、こちらもかなりのダメージを受けてしまう物なのです。兵法の基本は、自分の戦力を損耗しないこと。そのためには、あえて相手をしばらく泳がせておくのも大事なことですね。欲擒姑縦とは、相手をそんな窮鼠にしな...

言葉の意味磚を抛げて玉を引く煉瓦を投げて輝く宝玉を手に入れる……要するに「海老で鯛を釣る」みたいな意味合いですね。この場合、「相手にとってプラスになるっぽいもので誘いをかけて相手を釣り上げる」みたいな意味合いであり、単に自分の得だけを考えていたのでは失敗の確率の方が高いでしょう。単にエビで鯛を釣ろうとするだけでは、やはりなかなか上手いように事は運びません。相手にとってきちんと利益になるか、あるいは...

言葉の意味賊を擒うるならば王を擒えよ敵の大将を捕らえてしまえば、その敵は全員捕まったも同然。何事もそうですが、根幹や主要となっている部分さえどうにかできれば、後は敵であれ何かのトラブルであれどうにかなります。擒賊擒王とは、敵を倒すには総大将を倒すのが手っ取り早いという意味であり、現代に転用すると「問題が困難な時は根幹を突き止めるべし」という意味合いにもつながります。スポンサーリンク語源この言葉の語...

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