ENFJの性格:他人軸的熱血ヒーロー
16personalitiesでは、主人公と呼ばれているタイプですが……もうそのまんまですね。
理想を掲げる博愛主義者で、他人のために全力を尽くせる、もう本当にヒーローとか主人公とか、そういう言葉が一番しっくりくるタイプです。長所も短所も、少なからず誰もが想像するヒーローにもっとも近いタイプかもしれません。
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心理機能
主機能 |
補助機能 |
第3機能 | 劣等機能 |
---|---|---|---|
Fe | Ni | S | Ti |
主機能は、他人との関係や集団内での協調性を意識する外向的感情機能(Fe)。この機能が強い人は総じて世話焼きで他人への援助を惜しまず、特に気に入られたり好かれたりしやすいという特徴があります。
ENFJはまさにそんな感じの人物で、ESFJと並んで特にグループ内の全員の心情やムードを強く気にするタイプです。
一方の補助機能は、内向的直観(Ni)。一言で言えば一足飛びで正解にたどり着いたり物事の裏側を見通したりという機能ですね。同時にこの機能が強く出るタイプはかなり希少であり、どこか独特のオーラがあります。
ENFJはこの2つの機能を併せ持つことで、ほがらかな親しみやすさと同時に底知れない不思議な雰囲気を醸し出しています。これが独特の魅力とカリスマ性を生み出して、奇怪なNi持ち、ひいては全タイプの中でも特に好かれやすいという特徴があります。
要するに他の人間のように俗っぽさがない理想主義者で、それでありながら全体のムードや士気を第一に考えるタイプですね。この辺りはINFJとも似通っていますが、良くも悪くも理想が第一のINFJと違って、特に利他的で他人第一のような部分がENFJにあります。
これが気疲れや単純な損得勘定の欠落といったモロに自分にダメージが行く短所にもつながりますが……そんな人物だからこそ人に好かれやすいのかもしれませんね。
性格:堅苦しさのない気安い援助者
それっぽいキーワード
社交 世話焼き カリスマ 協調 想像
Feトップという事もあり、ENFJは社交上手で想像力に富んでいます。特に補助機能のNiがうまく機能することでESFJを抑えて表現力の高さは全タイプで見てもトップ。全体的に人を飽きさせない話をするのが得意なタイプですね。
「人のために」といったような性格の人が多く、感受性の高さもあって良くも悪くも他人に深入りしたり人に振り回されやすい点もありますが……そういうところが好かれるポイントのひとつ。如何せんNiが働いているので独特でちょっと浮いてる部分もありますが、好きか嫌いかで言えば周囲は「好き」と答える人が圧倒的に多いです。
また、その独特の佇まいと圧倒的な想像力や大局観から、組織のリーダーとしての適性も十分。短所を指摘するより長所を伸ばすのを良しとする傾向があり、いわゆる悲壮感のない前向きな主人公や理想の上司……なんて言葉を彷彿とさせます。
ESFJと比較して細かいところでのポカが多い反面堅苦しくなく、組織の一員として細かい一点だけを見つめるあちらに対してENFJは全体を見渡すポジションを得意としています。
とまあ求心力、大局観、不思議な魅力を併せ持ったお人好しというのがENFJの特徴ですが……反面思考機能が劣等なため損得勘定や全体利益を忘れて雰囲気を損なわない選択を多くするという欠点もあります。
もっとも、その辺は参謀に恵まれれば特に問題ない欠点なので、彼らの意見を無視しない限り深く考えなくてもよいポイントですね。
求心力が高く、そのぶん優秀な人材も多く集まりやすい……
ENFJの一番怖いところは、こういう人脈がどんどん出来上がっていくところかもしれんな。逆に人がいないと死ぬタイプだ
一番の敵はクズと現実
さて、そんな理想の主人公像を思わせるENFJですが……参謀や優秀な側近に恵まれてなお避けて通れない致命的な欠点があります。
クズ、カス、ゲスなどなど……いわゆるどうしようもない畜生どもに対して滅茶苦茶弱いです。
Feの強いFJ型のだいたいに言えることですが、周囲の言う事や噂に敏感なため、批判に対して心を痛めがち。特にENFJは自分に厳しく他人に優しくを地で行き、反対意見に声を荒げるようなこともしません。
器が大きいぶんタブーやESFJのような「誰であっても攻撃してはならない信仰対象」や「話を聞く価値もない敵」のようなものを自分の中に持たないため、相手の批判をそのまま自分の中に落とし込んで全部受け入れてしまうのです。
幸いにも直感機能によって他人に騙されたりカモにされたりという事はあまりありませんが……そのぶんストレートな飾り気のない悪意にはとことん弱いです。
例えば嫉妬から来たデマカセであったりとにかく他人を蹴落として気持ちよくなりたい連中の流言飛語だったり、こういったものに振り回され傷つきやすいのが一番の欠点と言えるでしょう。
また、ロジックからも程遠いために、相手の言っていることを冷静に突き放したり、意見がとことん対立して平行線の際に無理やり相手を黙らせたりといったことも大の苦手です。
特に気の許した相手であればあるほど、否定や拒絶といった行動を取りづらくなり、最後には殻に引きこもるか柄にもなく怒りっぽくなるかくらいしか手札がなくなってしまう事もあります。
特に第三機能の感覚機能以降を無視してしまうと、以下のような点に悩まされることも……
・理論性や正しさを追求すべき場面でも、情に流されてそれができない
・特に親しい人の欠点や自分との意見の違いを認められず、グレーゾーンのまま突き進んでしまう
・足元が見えなくなり、現実離れした理想しか見えなくなる
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総評:どう見てもヒーロータイプ
こうしてまとめてみると、長所や短所、果てはストレスに潰されたときに見せる裏の顔までことごとくがヒーローと重なるのですが……私だけでしょうか?
いずれにせよ、ENFJは社交性と想像力に富み、意外性や不思議さがある一方で道徳観や他人の感情を大事にする愛されタイプなのは間違いありません。
となると、基本的に苦手分野はそれができる側近をつければだいたい解決するのですが……やはりそれだけではどうにもならないこともあります。
ENFJが特に気を付けるべきは、やはり社会や人から向けられる悪意への対処法。
人なんてのは大概腐った部分も持ち合わせてますし、考えてることのことごとくがしょーもない輩も少なくはありません。仮に自分の元に集まったのが全員善人だったとしても、彼らの中での意見対立などは避けられないでしょう。
とすれば、他人のマイナス面……特に葛藤や対立とそれに対処する方法を学ぶのは大きなポイント。こういうのをうまくいなしている人から意見を聞いて、それを元に自分が傷つかない対処法を身に着けるのは急務と言ってよいでしょう。
あとは……批評的考え方や、理屈や理論のような少しお堅い考え方に触れてみるのもいいかもしれませんね。これらは意見対立ばかりで参ってしまったときに、最適解を導き出すヒントになるかもしれません。
いずれにしても、仲良くすることだけでなく自身の見識を広めることで自分を守る手段を身につけよう……という事ですね。
自衛さえきちんとできれば、後は「なんとなくムカつく」みたいな理由で敵に回る人間のほうが少数のはず。こうなれば、後はENFJの持ち味の出番です。
とはいえ、ひとりであれこれ考えても答えが浮かばないものですよね。ダメそうなら、思い切って友人や知人、身近なところが思い浮かばなければその手合を受け持ってくれるサービスに駆け込むのもひとつの方法です。
まあこれもひとつの選択肢という事で……『電話占いヴェルニ』のリンクでも張っておきます。
ぶっちゃけ数撃ちゃ当たる戦法です。緒戦は占いも人生相談。しかし相談するにも相性がある。自分にとって相性のいい人は、とにかく自分で見つけるしかありません。
あとは……変にのめり込み過ぎないこと。相性のいい=耳ざわりがいいという意味でもなく、むしろそれでドツボに嵌って大金を失ってしまえば事が事です。
ご利用は計画的に。