ISFJとストレス:限界超えると権威主義者に

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ISFJとストレス:限界超えると権威主義者に

 

 

限界を超えるストレスを感じると、人間誰でも性格は悪くなってしまいますが……Siは保守的で権威にへつらう面が出てしまう事が多く、特にISFJの場合は、意固地なまでに集団の色に染まろうとするようになります。

 

この辺りは普段から周囲との協調やリーダーを中心としたコミュニティ、常識などを意識することの裏返しですね。

 

 

 

 

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ISFJの嫌いな物:曖昧、非現実、非協調

 

 

 

ISFJがイライラする環境・物・人

 

・ふわっとした曖昧な説明

 

・思いやりがなかったり役に立ってる気がしてこない環境

 

・スケジュールやこれまでのやり方と違う事

 

・現実や目先の事実が軽視される状況、人

 

・無責任や不義

 

・目に見えない結果や借りをすぐに返さない人

 

 

 

ISFJは内向感覚(Si)を持ち、特に自分たちの経験やこれまでの積み重ね、目先の現実といったことに目を向けることが多いです。

 

従って、ISTJともども、もっとも大事にするのが、今目の前で起きている現実と、自分たちの積み重ねてきた経験。これらが欠けていたり、わかりもしないこれからについてばかり話されている環境に身を置くと、自然とストレスをガンガン溜めていくことになるでしょう。

 

 

やはり集団や社会の中にある常識や、あるいはルールというものも比較的絶対視しやすいタイプで、Feがあって基本は優しく善良な常識人タイプです。

 

 

何にせよ、常識やルール、集団の色にしっかり馴染んでいるうちは、みんないい人ですよと。かなり乱暴かつ極端な言い方をすれば、これがISFJの価値観の基本骨子にもなるわけですね。

 

 

逆に、非常識な人や極端な変わり者を見ると、やはり「おかしい」「ゆるせない」と思えるタイプでもあります。人や物事が自分の考えられる範囲にいるうちは全タイプでもトップクラスに優しいですが、もしここから外れてしまえば敵。当人の寛容性によっては、存在してはならない存在にすら思われるかもしれません。

 

 

なまじ善良な常識人であるために、勝手な行動や常識を守らない人には非寛容。そういった人物に直面したり、あとは余計な想像力を使う事を要求されたり……そういった場面に出くわすと、ISFJはどんどんストレスを溜め込んでいくのです。

 

 

 

 

ちなみに、認めた相手や組織への忠誠心もISFJはトップクラスに高いぞ。

 

組織存続のためにとことん献身的にもなるが、場合によっては少しの不満点に対しても「完璧なあの人に楯突く悪党め!」と、妄信のあまり過剰反応することもあるかもな


 

 

 

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ストレスを感じると、権威主義的に

 

 

 

さて、権威主義といえば聞こえは悪いですが……Siにとって権威とは、その人が努力で勝ち取った勲章のようなもの。権威のある人=いろんな苦労を積んできて経験値の高い人という意味合いと考えている人も多く、やはり尊敬できる人として見ています。

 

で、肝心なストレスを感じた時ですが……言ってしまえば、こういう権威者や所属する集団、あるいは自分が拠り所にしている宗教や理念などを、頑なに信じるようになります

 

 

なんというかISTJよりも石頭ではなく、どこかストレスから逃れる方法を心得ている風があるISFJですが……外から見れば大丈夫そうでも、やはり内側がストレスにむしばまれていると不安定になります。

 

なまじ普段がしっかりしているぶん逆に怠惰で目の前に集中できなくなったり、非現実や自分の信じるものと相容れない存在をどこまでも敵視するような様子を見せることも。
特に後者なんかは日本人に多くみられる傾向で、自分の信頼し尊敬する上司や人物を宗教的なレベルで信仰し、そういった人たちと違う価値観を持つ人や批判する人たちを見ると、まるでどうしようもないレベルの悪党を見たかのように激昂します。

 

 

以前道端で聞いた文言ですが……「俺のことを馬鹿にするのはかまわん。だがの人を否定する奴は絶対に許さん! あの人のやることにケチをつけるな! 言葉を取り消せ!」と。こういう感じになってしまうわけですね。

 

もっとも、こういった妄信はESFJなんかのほうが強く出ますが……ISFJの場合はエネルギーが自分の内側に向いているぶん、よりそういった考えかたには頑なになりやすいエス。

 

 

また、劣等機能であるNeも、限界と共に悪い方向で姿を現すようになります。

 

その結果が、先ほどにもちょろっと書いた集中できなくなる傾向ですね。要は、純粋に気が散りやすく、細かいところを気にできる余裕がなくなるわけです。

 

また、未来に対してとことん悲観的になりやすいのもまた特徴。何かを変えたり進んだりする過程で起こる現象や結果に対して、悪い方にばかり考えが及んでしまうのです。

 

特にISFJの場合は、決定によって入る集団への亀裂や脱落者への懸念を示すことが多いかもしれません。ISJは保守的な人が多いと言われますが、それはこういう「悪い未来を考えつきやすい」というストレス下での特徴がそうさせているのかもしれませんね。

 

 

無視するのは論外として、解決法を一方的に示すでも深刻にアドバイスを考えるのでもなく、純粋にただ話を聞くだけの人が、ISFJには必要なのかもしれませんね。

 

 


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